買い替えか修理か

事故代車としてレンタルバイクを利用している間に、損傷した事故車両を修理するか、買い替えるかということも、重要な問題になってきます。そうした問題について考える時は、損傷の程度や当該車両の時価額、相手方から支払われる賠償金額、単車の使用期間、走行距離などを考慮に入れて、慎重な判断を下すことが大切です。
例えば、キズやへこみ、機器の故障などの程度が低い場合には、買い替えよりも修理の方が、負担するコストや時間、エネルギーを軽減することが出来る可能性が高くなります。そのような選択をする場合、廃車や事故車買取といった面倒な手続きをする必要が無かったり、大切な愛車を手放さずに済んだりするというアドバンテージがあります。
ただし、相手方からの損害賠償金額は、バイクの時価額を基準にして算出されるケースが多いようです。したがって、バイクのコンディションにかかわらず、同じ金額の賠償がなされる場合もめずらしくありません。そういった意味合いからすると、車両の使用期間や走行距離が長く、状態が悪くなっている場合には、損傷がそれほどひどくなかったとしても、買い替えた方が良いこともあり得ると思われます。そうしたコンディションの悪いバイクは、たとえ修理をして、一時的には問題を解決することが出来たとしても、しばらくすると新たなトラブルが発生する可能性が高くなりますから、気を付けましょう。