二輪と四輪の特性を理解する

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Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 31-05-2017

バイクと四輪車の違いを把握する必要性

四輪車の場合は、衝突した場合でも車体やエアバッグが身体を守ってくれますが、バイクの場合は運転者の身体がむき出しで走っている状態なので、いったんバイクの事故が起きれば重大な事故につながりやすく、そのためヘルメットの正しい着用や露出の少ない長そで・長ズボンを着用して運転することが基本です。

四輪車を運転するドライバーは、バイクの特性を十分理解していない場合が多く、四輪車と同じように思っている場合も多いです。
ですから、バイクを運転する側が、四輪車とバイクの特性の違いをきちんと把握して運転することが事故の防止に役立ちます。

バイクは小さく隠れやすい

バイクは、四輪車に比べて小さく、中型車クラスのバイクの全長×全幅は、2.0m×0.7m程度です。
四輪車は、ファミリータイプでも、4.0m×1.7m程度もあり、2×2=4倍以上の大きさで、この大きさの違いが、四輪と二輪の様々な事故要因に影響しています。

まず、死角に入りやすいということが挙げられます。
バイクは四輪車の死角に入りやすく、対向車の陰はもちろんですが、道路の左側を走る際は、右斜め前を走る車のサイドミラーの死角、あるいは車ののセンターピラーの陰にさえ隠れてしまうことがあります。
バイクは、できるだけ四輪車の死角に入らぬよう、四輪車のドライバーから見えやすいように走行することがポイントです。

バイクは制動距離が短いことを四輪車ドライバーは知らないと思おう

バイクのブレーキは、前輪と後輪で独立しており、軽量であることと相まって、四輪車よりも早く減速し、驚くほど短距離で停止することができます。
バイクは制動距離が短いことを知らない四輪車ドライバーが多いことを理解して、急停止が必要な場合には、追突されるのを回避するため、後続の四輪車を確認の上、少し左側に寄って、四輪車に道を空けて停止するようにしましょう。

夜はバイクの大敵

バイクのライトは、車体の中心近くにあり、手前ほど照射範囲が狭く、路面の状態や左右の様子が見えず、道路の状況が分かりにくくなっています。
また、夜間は道路の照明とライトの光だけが頼りですので、距離感やスピード感も極めて把握しにくくなります。
ライトの照射範囲は狭いので、照らしているところだけでなく、その先を見るように心がけ、夜間走行では、昼間以上に周囲に気を配った走行に配慮が必要です。

バイクはバランスを失いやすい

四本のタイヤで車体を支えている四輪車と違い、二本のタイヤの上でバランスをとっているバイクは、わずかなことでバランスを失います。
バイクの事故は転倒によるものが多いことでもわかります。
雨天時の急ブレーキ・ 急ハンドル等、バランスを崩す原因となる行動を回避する走行を心がけましょう。

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