防衛運転と自分を守るポイント

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Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 22-04-2017

バイク事故は単独事故が突出

車両の事故のうち単独事故の割合を車両別に見てみると、自動車3%に比べ、原付バイク22%、原付以外のバイク32%とその割合は突出して高くなっています。
また、車両単独事故32%のうちでも、「転倒」による事故は68%、事故全体に対する割合も22%と多発しています。

このことは、まずライディングポジションをはじめ、正しい乗り方も事故を防ぐうえで重要なポイントであることを示唆しています。
基本的な操作、街中での走行、応用走行の3つに分けてバイクの自己防衛のポイントを整理します。

基本操作

正しいライディングポジションは、ハンドル操作がしやすく、前方の情報も集めやすく、事故の防止につながります。
スポーツ、オフロード、大型スクーターと様々なタイプのバイクがありますが、共通して言えることは、力を抜いてリラックス、視界は「広く遠く」を心がけて情報を収集する、手は柔らかく添えてアクセル操作をスムーズに、ということです。

コーナーには、コーナーの大きさと路面状態により限界の速度があり、また見通しが利かないコーナーでは、前方の障害物や路面状況の確認が遅れがちです。
コーナー途中でのブレーキは転倒にもつながる危険な行為なので、手前のストレート部分で、余裕をもって曲がれるスピードにまで減速しコーナーに進入します。
基本的なことですが長袖・長ズボンは必須です。

街中での走行

幹線道路は、クルマや自転車、歩行者などが通行しており、交差点は交通量も多く、気を付けるポイントは「積極的に道路状況を観察」することで、少しでも多くの情報を収集して、相手の次の動きを想定しながら走行します。
また、「どう見られているか」を想像しながら次の行動を考えることもポイントで、他のドライバーから自分がどう見られているかが予測できれば、事故を避ける安全な走行が可能となります。
言ってみれば混雑する道路では、ドライバー間、相互のコミュニケーションが大切なのです。

さらに、生活道路を走る際に「クルマが少ない道だから大丈夫」との油断は禁物で、「見えないところには危険が潜む」と予測して、行動することが大事です。
夜間走行時は、道路照明とヘッドライトの狭い照射範囲という、極めて少ない情報の下での走行ですので特に注意が必要です。

応用走行

2人乗りにおいて大事なことは、急な加速や急な減速で、同乗者に恐怖感や不快感を与えないことです。
コーナーに高速で侵入すると同乗者は不安になり、コーナーの外側に身体を反らせてしまいがちで、バランスを崩す原因になります。
一人の時以上に十分に減速してコーナーに入る必要があります。
また、高速道路での走行では、車間距離を多めにとることが必要で、速度が2倍になると、ブレーキの効き始めから停止までの距離は約4倍になることを忘れてはいけません。

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