優先道路の交差点
交差点に信号がなくても安全を確認する
交差点の信号がない場合には、優先順位は直進や左方優先が適用されます。
優先順位を守るともに、安全の確認ができるよう減速して侵入しなければいけません。
さらに、道路の幅が違う交差点の場合には、広いほうが優先となります。
一時停止等の指示がなくても、優先順位は必ず守り、安全を確認してから進まなければいけません。
広い道を直進しているバイクと狭い道から入り直進する車の場合
広い道路のほうが優先となります。
仮に、左側から入ってくるとしても、広い道路が優先となるため、車は安全を確認してから侵入しなければいけません。
そのため、バイク10の車90という割合になってしまいます。
直進のバイクが狭道で広い道を車が直進しているケース
逆のパターンとなりますが、車のほうが安全をさらに確認しなければいけません。
ですので、割合も単純に逆転するのではなく、狭い道を直進したバイクが70で、広い道を走っていた車は30となります。
優先道路であっても、安全を確認しながら走らなければいけないといえるでしょう。
広い道を直進するバイクと狭い道から右折する車の接触
右折する車がかかわってくると、直進同士とはほぼ同じ結果となります。
一時停止がなくても、狭いほうから出てくる車は、広い道を走るバイクを優先させなければいけません。
バイクのほうでも、視認できるのであれば、安全のために減速するなり事故を回避する義務が発生します。
視界が通っていたかどうかということも出てきますが、基本としての過失の割合は、バイク10の車が90となります。
狭い道から出る場合には、十分安全を確認しなければいけないといえるでしょう。
狭道から出てきて右折するバイクと広道を直進している車の場合
バイクは狭い道から右折する場合も、直線と同様の判断となります。
特に広い道路で、左方から出てくる場合、広い道路の車線を直進同様にふさいでまたぐ形になります。
そのため、変わらぬ過失割合になるといえるでしょう。
右折したバイクは70%で直進の車は30%となります。
車はバイクより大きく、重大な事故を引き起こす可能性が高いため、さらに安全の確認をしなければなりません。
そのため、立場が逆転しても、こういった過失割合となってくるのです。
狭い道から出てくるほうは、一時停止があっても同じ過失割合になることは注目するべき点でしょう。
一時停止がなかったとしても、安全が確認できるまでは交差点に進入してはなりません。
指示があってもなくても同じ割合になってくるというのは、安全を確認しなければいけないということを示しているといえるでしょう。
安全を確認したうえで優先道路に進入することを忘れてはいけないのです。