信号のある交差点

信号がある交差点で事故を起こしてしまった場合の過失は

事故を起こしたり、巻き込まれてしまったりした時の過失割合を知るためには、状況がどのようなものであったのかということがわからなければいけません。
その状況によって、累計が定められていますので、そこから判断することができるのです。

両者直進であった場合の過失相殺は

バイクは直進で、車も直進だった場合、信号の色によって違いが出ます。
信号が赤であるほうは、青で直進したほうに対して100%の損害賠償をしなければいけません。
つまり、信号が赤であるのであれば、停車していない以上、最大の過失があるといえるでしょう。

しかし、赤と青の関係であるだけではありません。
黄色で直進してきた場合には、過失割合が変化します。
この場合は、黄色で安全を確認しなければならなかったのですから、黄色側が10で赤の過失が90となるのです。

両者赤であるケースもあります。
この場合には、黄色から切り替わった赤のほうが40で、まだ青になっていない側の過失は60です。

バイクは直進でも車は右折だった時

この場合、信号の表示に関し、最も考えられるケースとして、両者が青であったということがあるでしょう。
青で直進していることは、何も問題があるわけではありませんが、バイクは安全確認をしていなければなりません。
たとえ青信号でも無条件で信用してはならないのです。

右折車の安全確認はさらに重いものであるため、過失割合はバイクが20の右折車が80となります。

黄色でバイクが直進してしまった場合には、さらに安全確認の義務が重くなることから、バイク60で右折車が40とバイクのほうが重くなることに注意しなければいけません。
信号が黄色の時は、直進していいというわけではないのです。
ただし、両者黄色の場合には、右折車の安全確認義務は重く、バイク30車70となります。

もしも、赤信号でバイクが直進して事故を起こしてしまった場合には、バイクの過失は100%となります。

右折のバイクが直進の車と事故を起こした場合には

車が右折してきたとき同様、両方青であることが最も多いケースでしょう。
この場合、右折する側は安全でなければ右折するべきではありませんので、バイク60の車が40となるのです。
車のほうでも、青であっても安全確認は怠っていいものではありません。

黄色での直進車と青信号でのバイクの右折は、黄色は直進していいわけではありませんし、右折するバイクが危険であるとわかるのですから、バイク20の車80となります。

両者黄色信号になってしまった場合には、両方とも安全確認をしなければならず、50同士の相殺となるのです。

青信号で右折しようとしたバイクが、赤信号でも直進してきた車とぶつかった場合、赤信号は侵入できませんので、車の100%過失となります。

どの場合においても、赤信号で交差点に進入することは許されませんし、青であっても安全は確認しなければいけないということです。
これはあくまでも基本ですので、状況によって変化するということも覚えておきましょう。