Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 20-10-2017
バイクだけにお金をかけずにプロテクターも良いものを
バイク好きの人は、とかくカスタマイズやメンテナンスのためにお金をかけるものです。
もちろん、バイク自体にお金をかけてマシンを良い状態に保つのはとても大事ですが、バイクにばかり目を向けて自分の体を守るためのプロテクターに気を遣わないのは危険です。
バイクに乗っている以上は、程度の差こそあれ、転倒などのアクシデントを避けることは難しいからです。
いざという時のために備えるためにも、プロテクターに気を遣って良いものを購入したいものです。
プロテクターとして一番重要なものに頭部を保護するためのヘルメットがありますが、これは誰でも身に着けているものです。
しかし、胸部プロテクターとなると、あまり身に着けている人は多くないのでその必要を感じないこともあります。
胸部は心臓を始めとする重要な臓器が集まっているところですので、頭部と同じように保護する必要性の非常に高い部分です。
また、事故の種類によってはバイクから体が投げ出されて、胸部から車や電柱などの硬いものにぶつかることも多いので、ここを守っておくことは、深刻なダメージを防止するために欠かせません。
そのため、バイクに乗るのであれば、特に高速走行の時間が長いツーリングをする際には、胸部プロテクターの存在がとても重要になります。
いろいろな胸部プロテクターがあるので試しながら購入する
ヘルメットと同じように重要なプロテクターである胸部プロテクターは、いろいろなメーカーが開発しています。
そのため、たくさんの種類がありますので、自分に合ったものを選ぶことが肝心です。
胸部プロテクターは大きさや素材、特に硬さによって、バイク走行時に不快感を覚えたり、硬い部分が当たって痛い思いをしたりすることがあります。
これは、それぞれの体の大きさや走行ポジションによって変わってきますので、実際に身に着けて試してみないとフィット感や快適さが分かりません。
周りの評判を聞くのも大事ですが、最終的には自分で試してみて使いやすいを感じられるものを選ぶようにしましょう。
衝撃を緩和するタイプのものを選ぶ方が良い
胸部プロテクターに使われている素材はいろいろあり、どのような効果があるかも変わってきます。
しかし、胸部に関係するダメージはほとんどの場合、強い衝撃によって臓器に損傷をもたらすものですので、衝撃を吸収する素材が使われているプロテクターを選ぶのがベストです。
表面が硬めで中にクッション素材などを織り込んで、効率よくダメージを吸収してくれるものが、いろいろなアクシデントケースに対応できて、いざいという時に自分を守る大きな助けになるでしょう。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 17-09-2017
オイルや燃料系をチェックしよう
バイクは故障や何らかのマシントラブルによって大きな事故をもたらすことも多いので、日常的にしっかりとマシンをチェックして、良い状態を保っていることを確かめましょう。
ちょっとした不調によって走り方が変わってくることもありますし、大きな故障につながることもありますので、日ごろから点検する習慣を着けることはとても大事です。
走行前の日常点検で見るべきところはいろいろありますが、まずはオイルや燃料をチェックすることから始められます。
燃料がしっかりとあるということは当然として、燃料漏れがないかどうかをフューエルホース周りなどを見ながらチェックします。
そして、エンジンオイルや足回り系のオイルがしっかりと適量あるかどうかを見るようにしましょう。
オートマのバイクであればATFが適量あるかどうかを見る必要がありますが、基本的にはエンジンが温まってから見た方が正確に見られますので、エンジンをかけてからチェックすることになります。
エンジンオイルのチェックも、メーカーによってエンジンをかける前にチェックした方が良いとか、エンジンをしっかりと温めてから見た方が良いなどの違いがありますので、それぞれのバイクのマニュアルを確認することが大事です。
タイヤや足回り、それぞれのパーツを点検していく
日常点検ではそれほど深いところまで見ることができませんが、外観をきちんとチェックするだけでもバイクの状態をある程度把握できます。
たとえば、足回りのパーツの動きを軽く動かしたり体重をかけたりして調べることができます。
動きにぎこちなさが見られたり、異音がするようであれば、部品にがたつきが出ていたり摩耗していたりする可能性があります。
さらに、タイヤの溝の深さや脇に傷が入っていないかどうかを見ることも安全な運転には欠かせません。
バイクの場合はタイヤがパンクしたりバーストしたりすると、場合によってかなり大きな事故に結びつくことがありますので、こうしたチェックは欠かせません。
さらに、各部のパーツを目視と触ることによって点検していくことができます。
各部にオイル漏れが生じていないか、亀裂や部品の欠けなどがないかを見ていきます。
そして、パーツを動かしてみてガタガタしないか、部品のゆるみがないかを見ることも大事です。
おかしなところに気づいたらすぐに直す
こうした点検をして、何かおかしな点に気づいたらそのまま走るのではなく、すぐにパーツの締め付けをしたり、足りないオイルを足したりするようにしましょう。
もし、自分でできそうもないところであれば、すぐに整備工場に持っていくのがベストです。
おかしなところをそのままにして走ると、トラブルを大きくするばかりか、事故につながることもあります。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 31-05-2017
バイクと四輪車の違いを把握する必要性
四輪車の場合は、衝突した場合でも車体やエアバッグが身体を守ってくれますが、バイクの場合は運転者の身体がむき出しで走っている状態なので、いったんバイクの事故が起きれば重大な事故につながりやすく、そのためヘルメットの正しい着用や露出の少ない長そで・長ズボンを着用して運転することが基本です。
四輪車を運転するドライバーは、バイクの特性を十分理解していない場合が多く、四輪車と同じように思っている場合も多いです。
ですから、バイクを運転する側が、四輪車とバイクの特性の違いをきちんと把握して運転することが事故の防止に役立ちます。
バイクは小さく隠れやすい
バイクは、四輪車に比べて小さく、中型車クラスのバイクの全長×全幅は、2.0m×0.7m程度です。
四輪車は、ファミリータイプでも、4.0m×1.7m程度もあり、2×2=4倍以上の大きさで、この大きさの違いが、四輪と二輪の様々な事故要因に影響しています。
まず、死角に入りやすいということが挙げられます。
バイクは四輪車の死角に入りやすく、対向車の陰はもちろんですが、道路の左側を走る際は、右斜め前を走る車のサイドミラーの死角、あるいは車ののセンターピラーの陰にさえ隠れてしまうことがあります。
バイクは、できるだけ四輪車の死角に入らぬよう、四輪車のドライバーから見えやすいように走行することがポイントです。
バイクは制動距離が短いことを四輪車ドライバーは知らないと思おう
バイクのブレーキは、前輪と後輪で独立しており、軽量であることと相まって、四輪車よりも早く減速し、驚くほど短距離で停止することができます。
バイクは制動距離が短いことを知らない四輪車ドライバーが多いことを理解して、急停止が必要な場合には、追突されるのを回避するため、後続の四輪車を確認の上、少し左側に寄って、四輪車に道を空けて停止するようにしましょう。
夜はバイクの大敵
バイクのライトは、車体の中心近くにあり、手前ほど照射範囲が狭く、路面の状態や左右の様子が見えず、道路の状況が分かりにくくなっています。
また、夜間は道路の照明とライトの光だけが頼りですので、距離感やスピード感も極めて把握しにくくなります。
ライトの照射範囲は狭いので、照らしているところだけでなく、その先を見るように心がけ、夜間走行では、昼間以上に周囲に気を配った走行に配慮が必要です。
バイクはバランスを失いやすい
四本のタイヤで車体を支えている四輪車と違い、二本のタイヤの上でバランスをとっているバイクは、わずかなことでバランスを失います。
バイクの事故は転倒によるものが多いことでもわかります。
雨天時の急ブレーキ・ 急ハンドル等、バランスを崩す原因となる行動を回避する走行を心がけましょう。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 22-04-2017
バイク事故は単独事故が突出
車両の事故のうち単独事故の割合を車両別に見てみると、自動車3%に比べ、原付バイク22%、原付以外のバイク32%とその割合は突出して高くなっています。
また、車両単独事故32%のうちでも、「転倒」による事故は68%、事故全体に対する割合も22%と多発しています。
このことは、まずライディングポジションをはじめ、正しい乗り方も事故を防ぐうえで重要なポイントであることを示唆しています。
基本的な操作、街中での走行、応用走行の3つに分けてバイクの自己防衛のポイントを整理します。
基本操作
正しいライディングポジションは、ハンドル操作がしやすく、前方の情報も集めやすく、事故の防止につながります。
スポーツ、オフロード、大型スクーターと様々なタイプのバイクがありますが、共通して言えることは、力を抜いてリラックス、視界は「広く遠く」を心がけて情報を収集する、手は柔らかく添えてアクセル操作をスムーズに、ということです。
コーナーには、コーナーの大きさと路面状態により限界の速度があり、また見通しが利かないコーナーでは、前方の障害物や路面状況の確認が遅れがちです。
コーナー途中でのブレーキは転倒にもつながる危険な行為なので、手前のストレート部分で、余裕をもって曲がれるスピードにまで減速しコーナーに進入します。
基本的なことですが長袖・長ズボンは必須です。
街中での走行
幹線道路は、クルマや自転車、歩行者などが通行しており、交差点は交通量も多く、気を付けるポイントは「積極的に道路状況を観察」することで、少しでも多くの情報を収集して、相手の次の動きを想定しながら走行します。
また、「どう見られているか」を想像しながら次の行動を考えることもポイントで、他のドライバーから自分がどう見られているかが予測できれば、事故を避ける安全な走行が可能となります。
言ってみれば混雑する道路では、ドライバー間、相互のコミュニケーションが大切なのです。
さらに、生活道路を走る際に「クルマが少ない道だから大丈夫」との油断は禁物で、「見えないところには危険が潜む」と予測して、行動することが大事です。
夜間走行時は、道路照明とヘッドライトの狭い照射範囲という、極めて少ない情報の下での走行ですので特に注意が必要です。
応用走行
2人乗りにおいて大事なことは、急な加速や急な減速で、同乗者に恐怖感や不快感を与えないことです。
コーナーに高速で侵入すると同乗者は不安になり、コーナーの外側に身体を反らせてしまいがちで、バランスを崩す原因になります。
一人の時以上に十分に減速してコーナーに入る必要があります。
また、高速道路での走行では、車間距離を多めにとることが必要で、速度が2倍になると、ブレーキの効き始めから停止までの距離は約4倍になることを忘れてはいけません。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 31-03-2017
バイクの事故は重大な人身事故につながりやすい
警視庁が発表した、平成27年中の東京都内の交通事故による事故死者数は161人で、そのうちバイク(原付バイク含む)乗車中の事故死者数は38人で、構成比は23.6%と高い数字で、バイクの事故が重大な人身事故につながっていることがわかります。
四輪車と違い、箱に囲われているわけでもエアバックが守ってくれるわけでもありませんので、衝突そのものを回避することが重要です。
四輪車との事故についての危険をチェックします。
四輪ドライバーは錯覚していたり、バイクに気づいていない可能性があると思おう
・バイクは四輪車に比べて車体が小さく、四輪車のドライバーはバイクのスピードを実際よりも遅いと感じていたり、バイクとの距離が遠いと感じがちです。
・左側を走行している場合など、バイクは、四輪車との位置関係によって、サイドミラーの死角に入って全く見えなかったり、後方にある場合ミラーに映っていても見落とされている可能性もあります。
バイクと四輪車との衝突事故の4つのパターン
①四輪車の右折時の衝突
交差点で右折する四輪車と直進バイクが衝突する事故パターンです。
この事故の原因の大半は、四輪車のドライバーがバイクの速度を実際よりも遅いと感じていたり、バイクとの距離を実際よりも遠いと判断したりして、強引に右折してしまうためです。
バイク側としては、四輪車のドライバーは誤解しているかもしれないと思って、相手の動向をよく観察して行動を予測することが必要になります。
②左折時の巻き込み
左折時に左側寄りを走行してくるバイクと側面衝突する事故パターンで、これは四輪車のドライバーが左側方のバイクを確認しなかったか、ミラーの死角に入っていて見えなかったために起こるケースが多いです。
バイク側としては、四輪車の死角に入らない位置をキープする、交差点近くで減速する四輪車に十分注意するなどして、回避する必要があります。
③進路変更したバイクとの衝突
道路の左端を走行していたバイクが路上に駐車している車両を避けるため等で右側に進路変更して、後続の車両と衝突するという事故パターンで、進路変更を予測できなかった四輪車のドライバーも問題ですが、後方確認せずに進路変更するバイクにも責任がないとは言えません。
後方を走る四輪車は、前方に障害があり、「進路変更して避けなければならない」というバイクの事情を理解してくれていない、ということを想定した上で行動する必要があります。
④サンキュー事故
対向車に道を譲られて四輪車が右折するとき、対向車線を直進してきたバイクと衝突するという事故パターンで、直進を待ってくれた対向車に「サンキュー」という意味で、「サンキュー事故」といわれます。
道を譲られると、早く右折しないと対向車に悪いとの心理が働き、一気に右折するため、事故に結びつきやすいのです。
交差点で同じ方向に走っていた四輪車が直進するはずなのに止まったり減速したりしたときは、右折する対向車があると考えて、十分確認する必要があります。