バイク保険に加入しておくメリット

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Posted by SLbik7uK | Posted in 保険について | Posted on 24-12-2018

クルマに比べ低くとどまるバイクの任意保険加入率

残念なことに、平成27年に全国の交通事故による死亡者数は15年振りに前年比でプラスとなりました。
その背景には日本の人口の高齢化があるとされており、高齢者は交通事故での致死率が高く、死亡者の半数以上を占めます。

高齢者の場合、四輪車の事故のみならず、バイク事故においても重症になるケースが多いです。
同じ損害賠償でも、四輪ドライバーの事故に対するリスクへの備えの認識はある程度浸透してきており、任意であっても自動車保険への加入は当然という認識が広がっています。

損害保険料率算出機構の公表数値では、クルマの任意保険の加入割合は90パーセントに迫ります。
ところが原動機付き自転車を除いたバイクのみで見ると、任意保険への加入率は40パーセント程度にとどまっていました。

バイクでも被害の大きな人身事故を引き起こし、加害者となってしまう危険性は少なくありません。
もし任意保険に未加入で事故を起こし、被害者から自賠責で賄えない額が請求されると、その分は当然に加害者の自己負担となるので、その後の人生に多大な影響を与えてしまいます。

被害者となった場合にもメリットが

自賠責保険未加入は加入が義務付けられており、これに加入しないでクルマやバイクを運転すれば法律違反となります。
加入せずに運転した場合、法律に懲役あるいは罰金の定めがあるほど強制力を持っているのです。

それ以外に未加入は道路交通法にも違反しており、免許停止とされています。
ここまで厳しく加入を強制するのは、交通事故被害者の最低限の救済を担保する趣旨からです。

制度の確実な運用のために、車検を受ける際には自賠責保険の更新が条件とされています。
この制度がある以上、クルマが自賠責保険に入っていないケースは少ないでしょう。

ところがバイクには、車検が必要ではない250㏄までのバイクがあり、自賠責保険に未加入のバイクも道路を走行している可能性はクルマよりも高いのです。
いずれにせよ、そのような保険未加入の車両と事故になり、被害者となれば、被害の補償が極めて困難となる事態が想定されます。
そんなケースでも任意保険で無保険車との事故を担保するタイプに入っていれば、相手が保険に入っていなかったという都合で補償を受ける事が出来ない事態を避ける事が出来て安心です。

任意保険に加入するそのほかのメリット

上述の通り、任意保険のメリットは加害者や被害者となった場合に大きいのですが、それ以外にもあります。
1.ツーリング中の愛車の故障のケース
ツーリングでは、慣れない道を長距離走行するので故障などのトラブルが付き物ですが、最寄りの修理工場まで無料でバイクを移動してくれるサービスも用意されます。

2.スリップして壁にぶつかるなどの自損事故のケース
自損事故で生じた被害に関しては、自賠責は対象外ですが、任意保険に入っていればケガの治療費やバイク修理代の補償を受ける事が可能です。

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