ロードサービスの補償内容とは
バイクの任意保険では多くの場合4つのロードサービスが付帯しています。
1つ目は「無料のレッカーサービス」です。
バイクがパンクしてしまったり、何らかの原因で動かなくなってしまったりというケースでは、レッカーサービスを利用しましょう。
修理工場まで無料で配送してくれます。
ただし、保険会社によってレッカー車で移動できる範囲は異なり、50kmもしくは100km以内という規定が一般的です。
保険会社が指定する工場へ運ぶ場合には移動範囲の制限なしというケースもあるので、規約の内容と提携している修理工場の所在などを契約時にしっかりと確認しておきましょう。
ガス欠になってしまったときには「ガソリン給油サポート」というロードサービスを利用するとよいでしょう。
どれほど給油してくれるかは保険会社によって異なるものの、一般的には10L前後の燃料を届けてくれるはずです。
ただし、多くの保険会社は利用回数を年間1回までと制限しています。
一方で「年間何度でもサービスは利用可能、ただしガソリン代は実費」というサービスを設けているケースもあるので、自分の状況やニーズに合っているのはどの条件なのかをよく比較考量すると良いでしょう。
バッテリーが上がってエンジンがかからなくなった時にも、ロードサービスに連絡しましょう。
「ジャンピングサービス」を依頼すると、バッテリーとジャンピングケーブルを持ったサービススタッフが駆けつけてエンジンがかかるようにしてくれます。
ただし、バッテリーが回復したわけではないので、修理工場へ行くまでエンジンを決して切らないようにしましょう。
ある程度時間に余裕がありバイクを運転するのが不安というケースでは、レッカーサービスで修理工場まで運んでもらうというのも1つの選択肢です。
バイクをレッカーしてもらったは良いものの、家まで帰る手段がないというときには「帰宅困難者へのサポート」を受けましょう。
このサービスを利用すれば、自宅までの交通費を負担してもらうことができます。
また、深夜で公共交通機関を利用できないというケースでは、ホテルへの宿泊費用も負担してくれます。
ただし、このサービスでは多くの場合交通費および宿泊費の上限が定められていますから、申し込みをする際にコールセンターのスタッフとよく打ち合わせをすることが大切です。
ロードサービスを利用しても保険料がアップすることはない
任意保険に付帯しているロードサービスに関しては、事故が発生したときの保険金支払いとは異なり、利用したとしても翌年の保険料がアップしてしまうということはありません。
ですから、トラブルが発生したときは迷わず問い合わせをしましょう。