交通事故で起こりやすいケガを知りましょう
交通事故にあった場合は、自覚症状がなくても病院を受診することをオススメします。
交通事故直後は、心身が興奮しているため、痛みがあっても気づきにくい状態です。
日にちがたってから痛みがでてきても、交通事故が原因だと結びつかない可能性があります。
事故から2~3日以内には病院で診察を受け、できれば診断書を発行しましょう。
時間経過後に、靭帯や筋肉が損傷している可能性もあるため、整形外科を受診し、検査してもらいます。
交通事故の場合は、交通事故証明書を交付してもうことで、病院代や交通費や入院雑費など加害者側の保険会社に請求することができます。
主なケガ捻挫や骨折から
頚椎捻挫型は、関節の軟部組織が損傷していると発症します。
むちうちの70%は頚椎捻挫型に分類されています。
主に、首や肩、背中にかけて痛くなります。
神経根症状型は、脊髄から枝分かれしている神経根の圧迫が、原因で症状がでてきます。
主に、肩や腕の痛み、指や手足のしびれが症状としてでます。
バレー・ルー症候群は、自律神経に含まれる頚部交感神経が損傷し、過度な緊張状態になることで発症するでしょう。
主に、頭痛、めまい、吐き気、倦怠期の症状がでます。
その他、意識に関する症状、視力・聴力の低下がでる恐れもあります。
最初にいく病院は、整形外科がベストです。
診断書発行と、全身のレントゲン、MRIなど画像診断が可能、痛みなどある場合は、痛み止めや湿布を処方してくれます。
自覚症状がなくても、骨や神経が損傷している場合があり、検査を受けることで事故への繋がりがわかりやすくなります。
後遺症が残ってしまったら後遺障害等級の認定
通院が長期になっても治らない場合は、事故により後遺症になってしまったと考えていいでしょう。
むちうちの治療は約6カ月かかり、長期に治療をしても症状がなくならい場合は、「症状固定」を提案されます。
症状固定は医師が判断し、これ以上治療を続けても改善の見込みがない状態をいいます。
症状固定になると、保険会社からの治療費の支払は終わりますが、変わりに、後遺症となり、後遺障害等級認定を申請することができます。
後遺障害等級が認定されると、逸失利益と後遺障害慰謝料を請求することが可能です。
判定基準として、後遺症の原因が交通事故であること、また労働力の低下が認められないといけません。
後遺障害等級は1~14級にわけられています。
交通事故が起こりやすいケースを把握しておこう
交通事故にあった場合は、自覚症状がなくても整形外科を受診しましょう。
症状がよくならない場合は、後遺症の請求準備をします。
ただし、示談が成立している場合は、変更できないので注意してください。
新たに、損害賠償の請求を行う事ができなくなります。