恐喝・脅迫
バイクに乗っている人が関係する事故が発生した場合には、保険料や示談金、慰謝料の支払いなどといった金銭的な問題が生じる可能性が低くはありません。そのあたりの事情から、被害者と加害者が示談交渉をおこなったとしても、お互いの意見が食い違って、口論になったり、話し合いが決裂したりするケースもあり得ます。また、そのような状況の中では、相手が高圧的な態度を取って、脅迫や恐喝まがいの行為をしてくることもあり得ます。
連絡・通報・相談をする
そうした問題が発生した場合には、加入している保険会社のスタッフに連絡するのもひとつの方法になります。それでもトラブルが解決しない場合には、警察に通報したり、弁護士などに相談したりすることも検討する必要があります。もしも、それらの連絡や通報、相談などをすることが出来ないような状態に置かれた場合、脅迫罪として立証することが可能となります。そういう場合には、大声をあげて通行人や、付近の住民に助けを求めたり、その場から走って逃げたりして、何とか警察に通報することが必要とされます。それらの対策を講じれば、多くの問題は解消すると思われます。
とは言いながらも、後々になって、保険金の受け取り金額が少ないなど、何がしらの言いがかりをつけてくる人もいないとは言い切れません。例えば、保険会社のスタッフに交渉を一任しているにもかかわらず、本人の携帯電話に、直接の連絡をしてくるなどといった悪質なケースも存在するそうです。それらの電話連絡が執拗に繰り返されたり、強い口調で、自宅や勤め先企業に押し掛けるなどといったことを言われたりすることによって、怖くなって、相手の言いなりになってしまう人もいるということです。
しかし、そのような対応をすると、相手の思うつぼにはまることとなりますので、独力で対処することが難しいと判断される場合は、電話を切って、保険会社に相談することが大事です。
誠意ある対応をする
また、事故が発生した際には、相手方に誠意ある対応をすることが基本的には大切になります。とは言うものの、相手がそうした悪質な人物である場合には、保険会社の社員に、間に入ってもらうことが必要となります。
それらの相談を受けた保険会社のスタッフは、必要に応じて、弁護士を立てるなどといった対策を講じてくれることでしょう。弁護士が入ることによって、法律で認められた代理人が出来、相手方と直接交渉する必要性が無くなります。そのような状況になれば、みずからは何もせずとも、保険会社の社員や弁護士が問題に対処し、結果を報告してくれます。
一人で抱え込まない
また、こういった状況の中では、精神的に落ち込んだり、ストレスが溜まったりするケースも少なくありません。そうした問題を解消するためには、家族、恋人、親せき、婚約者、職場の同僚、学校の級友など、信頼の置ける知人に、悩みや不安を打ち明けて、励ましたり、慰めたりしてもらうのも有効な選択肢となります。ただし、そういった人たちから、保険に関する助言やアドバイスを得るのはリスクが高いので、専門的な事柄は、必ず保険会社に問い合わせることをおすすめします。