バイクのナンバープレートの種類とそれぞれの違い
バイク用のナンバープレートには、合計で8種類といろいろな種類があります。
形や色などに違いがあり、それぞれの意味や特徴を知ると、ナンバープレートからいろいろな情報を知ることができるようになります。
まず排気量と色との関係です。
自家用バイクの場合、50cc未満のバイクは白、51~99ccは黄色、91~125ccはピンク色、126~250ccは白、251cc以上は白に枠が緑色となっています。
バイクのナンバープレートと言うと白のイメージが強いですが、白だけか、白に緑色の枠があるかで大きな違いがあるわけです。
また、50cc未満のバイクを除く白のナンバープレートのバイクは高速道路を走行することができます。
一方、50cc以上の黄色、ピンク色のナンバープレートになると二人乗りができるようになります。
ですから、バイクのサイズとナンバープレートの色を見ることでそのバイクはどんなことができるのか、できないのかをすぐに確認することができるのです。
さらに126~250ccと251cc以上のナンバープレートの場合、事業用か自家用かでも違いが見られます。
126~250ccの事業用は緑色、251cc以上の事業用は「緑色に白枠」となります。
そしてもうひとつの種類として、ミニカー(つまり自動車)として分類される3輪自動車用のナンバープレートとして青色があります。
このタイプは自動車として分類されているので、ヘルメットが不要なのが大きな特徴となっています。
ナンバープレートの取り付け方法のルール
このように、見るだけでバイクの種類や運転上の制限が確認できる特徴を持っているため、ナンバープレートは誰でもすぐに確認できる形で取り付けることが大前提です。
まずルールの大前提として、カバーを装着してはいけないというルールがあります。
これは、たとえは透明のカバーだろうと例外ではありません。
汚れないように表面に透明なカバーをつける、というのも許されないわけです。
それから表面にシールなどを張って文字・数字が見えづらくするのもNGで、折り曲げるのもダメ、縦に取り付けるなど回転させて取り付けるのも禁止されています。
なお、この取り付ける角度に関しては「上向き40~下向き15度」までが許されます。
気になるのは、ナンバープレート用のフレームやホルダーでしょう。
フレームタイプは原則として使用禁止で、ナンバーが隠れないことを前提にホルダーは使用可能となっています。
いずれにせよ、少しでもナンバーを見えづらくさせてしまうような環境はすべてNGねということになるでしょう。
つまり、バイクをカスタムするのが好きな人でも、ナンバープレートをカスタムすることは絶対に許されないわけです。
もしこうしたルールに抵触する形でナンバープレートを装着しているのが発覚した場合、反則切符を切られてしまうので注意したいところです。