オイルや燃料系をチェックしよう
バイクは故障や何らかのマシントラブルによって大きな事故をもたらすことも多いので、日常的にしっかりとマシンをチェックして、良い状態を保っていることを確かめましょう。
ちょっとした不調によって走り方が変わってくることもありますし、大きな故障につながることもありますので、日ごろから点検する習慣を着けることはとても大事です。
走行前の日常点検で見るべきところはいろいろありますが、まずはオイルや燃料をチェックすることから始められます。
燃料がしっかりとあるということは当然として、燃料漏れがないかどうかをフューエルホース周りなどを見ながらチェックします。
そして、エンジンオイルや足回り系のオイルがしっかりと適量あるかどうかを見るようにしましょう。
オートマのバイクであればATFが適量あるかどうかを見る必要がありますが、基本的にはエンジンが温まってから見た方が正確に見られますので、エンジンをかけてからチェックすることになります。
エンジンオイルのチェックも、メーカーによってエンジンをかける前にチェックした方が良いとか、エンジンをしっかりと温めてから見た方が良いなどの違いがありますので、それぞれのバイクのマニュアルを確認することが大事です。
タイヤや足回り、それぞれのパーツを点検していく
日常点検ではそれほど深いところまで見ることができませんが、外観をきちんとチェックするだけでもバイクの状態をある程度把握できます。
たとえば、足回りのパーツの動きを軽く動かしたり体重をかけたりして調べることができます。
動きにぎこちなさが見られたり、異音がするようであれば、部品にがたつきが出ていたり摩耗していたりする可能性があります。
さらに、タイヤの溝の深さや脇に傷が入っていないかどうかを見ることも安全な運転には欠かせません。
バイクの場合はタイヤがパンクしたりバーストしたりすると、場合によってかなり大きな事故に結びつくことがありますので、こうしたチェックは欠かせません。
さらに、各部のパーツを目視と触ることによって点検していくことができます。
各部にオイル漏れが生じていないか、亀裂や部品の欠けなどがないかを見ていきます。
そして、パーツを動かしてみてガタガタしないか、部品のゆるみがないかを見ることも大事です。
おかしなところに気づいたらすぐに直す
こうした点検をして、何かおかしな点に気づいたらそのまま走るのではなく、すぐにパーツの締め付けをしたり、足りないオイルを足したりするようにしましょう。
もし、自分でできそうもないところであれば、すぐに整備工場に持っていくのがベストです。
おかしなところをそのままにして走ると、トラブルを大きくするばかりか、事故につながることもあります。