安全運転していたのにも関わらず

優先道路を低速で走行中に脇道から飛び出したクルマと衝突

私がバイクで事故に遭った時期は、日が落ちる時間が早くなった10月中旬の夕方、会社から帰る途中でした。
まだ暗くなってはいませんでしたが、念のためヘッドライトは点灯させていました。

通いなれた自宅までの県道を走行していましたが、通勤時間なので道路はやや渋滞しており、少し走ってはしばらく停止を繰り返す状態です。
反対車線も同じような状態だったと思います。

事故が起きたタイミングは私が時速20kmほどで走行中、前を走るクルマと少し間隔が開いていた瞬間でした。
急に反対車線のクルマの間からクルマが飛び出してきてぶつかり、私は数メートル飛ばされたのです。

先方は優先道路を突っ切るつもりだったそうで、両車線ともちょうど反対のわき道に渡れるスペースが空いたと判断して、横断しようとしたそうです。
当方に気づいて慌てて急ブレーキをかけたそうですが間に合わずに、衝突してしまいました。

被害の状況

当方の被害はバイクが倒れ、体が投げ出された際にライダージャケットがかなり擦れて穴が開きましたがケガはありません。
バイク車体はフロント部分にダメージを受け、具体的にはフロントフォークが曲がり、前輪も少し曲がりました。
タンクにへこみはありませんでしたがキズが入り、塗装が一部剥がれました。

先方車両の被害はフロントバンパーを中心にボンネットやラジエーターが損傷を受けたようです。
先方もケガはありませんでした。

事故発生後から損害賠償段取り決定までの流れ

負傷者がいなかったので救急連絡はしていませんが、警察へは一報を入れました。
警官が1人バイクで来てくれて簡単な調書をとることに。
同時に契約している保険会社へ連絡し、その後専任担当者から連絡があり、事故の詳細やバイクの損傷具合を聴かれるとともに今後の手続きの流れを説明してくれました。

選任担当者は先方にも連絡を取り、先方が契約している保険会社の担当者と連絡を取ったそうです。
当方の専任担当者は、先方の当事者が先方の保険会社に報告している事故の内容と、当方の事故報告内容がおおむね一致していることを確認し、次の段取りを考えてくれました。
その結果、最初に保険会社が互いに相手方の修理代を把握した後で、過失割合の交渉をする段取りとなりました。

損害賠償段取り決定から支払いまでの流れ

当方の保険会社が先方の修理工場に連絡して把握したところでは、先方のクルマの修理費用は20万円ということです。
当方の専任担当者から連絡があり、過失割合の打ち合わせを行いました。
私は、責任はないはずだと主張したのですが、判例などからそれは通らないと言われ、9:1で先方の過失割合が重いという事で交渉してもらう事になりました。

ちなみに当方のバイクの修理代は40万円の見積もりです。
打ち合わせ通り交渉してもらい先方にも納得してもらったので、示談書を取交わし、その内容に基づいて、保険金が修理工場に振り込まれて無事解決となりました。