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事故に巻き込まれる可能性を考える

事故にあってしまうというのは、様々な要因が重なっていることも珍しくありません。
特に加害者が無傷で、被害者が大けがを負うこともよくあるケースです。
事故によっては、加害者と思われる存在が、全く被害を受けていないということだってあるのです。

そういった事故に巻き込まれてしまう可能性は、常にあると考えるべきでしょう。
バイクに乗っているときには、不安定な状況となっただけで転倒し、大けがしてしまうことだって出てきます。
そうならないように、安全装備をしっかりと身につけ、リスクを最小限にすることが必要なのです。

バイクは巻き込まれやすく、ダメージが大きくなりやすい

交差点の事故として、赤信号を無視して突入してきた車のケースを挙げてみます。

こういった車が現れた場合、他の車は自己の安全を確保するため、よけたりすることになるでしょう。
すると、その結果として、周辺を巻き込んでしまうこともあります。

このよけた車は、周囲の状況を確認している暇はないと考えていいでしょう。
仮に隣にバイクが走っていたとしてもその方向によけてくることは十分に考えられます。
車同士であれば、ボディで守られていますが、バイクは体がむき出しになっているため、横から当てられれば転倒し、大きなダメージを受けてしまいます。

この状況を考えた場合、赤信号を無視して突っ込んだ車は無傷である可能性もあります。
なぜかというと、周囲の車は危険を察知してよけるからです。
ですが、巻き込まれたバイクは非常に大きな怪我を負う可能性が高いのですから、安全装備が不完全な状態で乗っていたりすれば、体に大きなダメージを受けるでしょう。

バイク側からすれば、とんでもないもらい事故ではありますが、その時の自分の位置や安全装備を考えていくことで、リスクを最小化することもできたはずなのです。

信号無視に責任はあるけれど、リスクを減らす努力を忘れない

責任ということを考えれば、赤信号で突入した車が最も重大な責任を負っていることは間違いありません。
ですが、その車両に損失がなければ、認めないことも出てきます。
そうした相手に責任を問うていくことは重要です。

このケースでも、他の車に巻き込まれないような車間をとっていれば、横から当てられることもありませんでした。
急ブレーキもかけることなく、余裕を持って減速できた可能性も高いでしょう。

服装に関しても、耐えられるような服を着用していれば、擦過傷のダメージも防ぐことができます。
ヘルメットも恰好だけの半ヘルなどではなく、ちゃんと頭部を守れるようなものをかぶっていれば、転倒してもダメージを減らすことができるのです。

バイクは不安定な乗り物です。
だからこそ、楽しい乗り物でもあります。
転倒したときのリスクや、事故に巻き込まれることも予測し、できる限りの安全装備と運転を心がけていくことが必要だといえるでしょう。