Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 29-12-2023
バイクの立ちゴケとはどんな状態?
バイクの立ちゴケとは、バイクにまたがった状態のまま転倒してしまうことです。
バイクは重量がありますから、たとえまたがっている状態であっても、車体のバランスを崩してしまうと立て直すことができずに転倒してしまうこともあるのです。
初心者に起こりやすいのが特徴で、油断していると立ちゴケを起こしてバイクを傷つけてしまったり、足が下敷きになって怪我をするといった思わぬトラブルに見舞われてしまうこともあるので要注意です。
立ちゴケが起きる原因にはどんなものがあるか
バイクにまたがっている状態でバランスを崩すのが直接の原因ですから、バイクに乗っているときにバイクの重さをコントロールできなくなる状況で発生のリスクが高くなります。
とくに注意したいのが、傾斜がある場所で停車するケースです。
地面が下がっている方に足をつけようとしたとき、バイクが思っていた以上に倒れ込んでしまってそのまま立ちゴケというケースがしばしば見られます。
それからUターンをするとき、車体を傾けたときに支えきれなくなってしまって転倒する可能性が高くなります。
ここに先述した地面に傾斜がある状況が加わると、リスクがさらに増大するので注意したいところです。
Uターンとまでいかなくても、カーブをするときに立ちゴケを起こすことがあります。
とくに気をつけたいのが、駐輪場から公道に出るときです。
ただでさえ急カーブを切るうえに、歩道の路肩から公道にかけて傾斜があることも多いので危険性が高まります。
しかも公道に出ようとしたときに車が来て、急に止まらなければならないときなどもバランスを崩しやすくなります。
立ちゴケの対処法とは?
万一立ちゴケを起こしてしまったときの対処方法も踏まえておきましょう。
まず、「落ち着いて対応すること」です。
どうしても「カッコ悪い」と感じて周囲の目や反応が気になって焦ってしまいがちですが、ここで焦って行動するとさらに危険な状況に陥りかねません。
公道で立ちゴケを起こしてしまったときには後続の車と衝突する恐れがありますから、まず安全を確認したうえで道路脇なり歩道なりに避難しましょう。
バイクより、あなた自身の安全を確保することが第一です。
そのうえでバイクを引き起こすわけですが、これは必ずエンジンを停めたうえで行いましょう。
これも慌てていると忘れてしまいがちで、引き起こした途端に制御できなくなってしまう恐れがあります。
バイクを引き起こしたら道路脇や歩道へと移動しますが、もし動かせないくらい破損がひどい場合にはそのままの状態で警察やバイクの保険会社に連絡することになります。
そして、バイクとあなた自身の両方の状態を改めて確認します。
そのまま走行しても大丈夫な状態かどうか、バイクの場合はウインカーやライトなどが正常に作動するかどうか必ずチェックしておきましょう。
とくに問題がない場合でも、警察に連絡しておくとよいでしょう。
事故証明書を出してもらうことで、車両保険を使うことができるからです。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 20-11-2023
雪道でバイクを走らせる危険性について知っておこう
雪道をバイクで走るというとロマンティックなイメージもありますが、大変危険なので、よほどのことがない限り避けましょう。
当然のことながら、転倒のリスクが大幅に上昇するからです。
雪が積もっている状態だけでも、運転しにくく滑りやすいものですが、路上に積もった雪はその後凍結状態へと変化していきます。
路面がツルツルになって、極めて危険な状況になるのです。
路上に雪が積もっていないからと油断してバイクを走らせようとすると、ツルツルの路上にあっという間に滑って転倒、なんてことも起こりうるのです。
これだけでも雪道でバイクを走らせるのが適切ではない十分な理由になるわけですが、さらに雪が降っている状況だと、視界が遮られて運転しにくくなる問題があります。
頭部だけをカバーして顔を覆わないタイプのヘルメットだと、雪片が顔に直撃して目を開け続けるのも難しい状態になってしまいますし、顔を覆うタイプのヘルメットでも吹雪に視界を遮られて運転に集中しづらくなります。
不意に歩行者・自動車と遭遇した時、一瞬反応が遅れてしまい、その反応の遅れが大きな事故をもたらす恐れもあるのです。
雪道での走行が違法になること!
地域によっては、雪道をバイクで走行したら違反行為として扱われることがあります。
正確に言えば、雪道にふさわしい環境で走行しないと違反行為と見なされてしまうのです。
とくに雪が多い地域でこうした規定が設けられていることが多く、例えば北海道では積雪・凍結している路上を運転する際にはスノータイヤでの走行か、タイヤチェーンの装着で対策を講じておかないと違反と見なされます。
この雪道での違反行為に関しては、各都道府県によって規定が異なるので一度確認しておくとよいでしょう。
雪道を走行する際に注意しておきたいこと
基本的に、雪道のバイクの走行は避けることが大前提です。
ただ、やむを得ない理由でどうしても運転しなければならないケースも出てくるでしょう。
そんなときには、安全性を確保するための対策を講じておく必要があります。
まずスノータイヤやタイヤチェーンの装着など、バイクそのものを雪道での走行に適した状態にしておくこと、そのうえでスピードを出さず10~20km/hに抑えて安全運転を徹底することが原則です。
速く走れずイライラするかもしれませんが、あくまで安全を最優先にするのを忘れないようにしましょう。
急な動作を避けることも大事です。
急ブレーキはもちろんのこと、急カーブや急加速なども転倒や事故の大きな原因となります。
ブレーキをかける際にはエンジンブレーキをメインに使用し、タイヤ・ブレーキは前輪には使わないのも雪道での事故を避けるうえで知っておきたいポイントです。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 27-10-2023
秋は濃霧が発生しやすい時期なので要注意!
秋は行楽シーズンで、心地よい気候のもとで風を感じ、自然と一体になりながらバイクの運転を楽しめるステキな時期です。
紅葉シーズンには、美しい景色の別世界を走っているような気分に浸ることもできます。
ただし注意したいのが濃霧で、朝晩の寒暖差が大きくなるこの季節は濃霧が発生しやすいのです。
気象庁では「視程が1km未満の状態」を霧としています。
しかし濃霧ともなると、1kmどころから数十メートル先すらよく見えない状態になってしまい、非常に危険な状況に陥ります。
霧はロマンティックなイメージもありますが、バイクの運転では悪夢といってもよい状況なのです。
まず急カーブや1車線しかない場所では、前方から車が来ていても直前まで気づくことができません。
それどころか歩行者を見分けるのも難しく、さらには路上に石などの障害物すら目前にまで近づかないと気づかないこともあります。
さらにもうひとつの嫌なところが、濃霧の中を走っているとヘルメットのシールドに水滴がついて視界が遮られてしまう点です。
濃霧が発生した際に心がけたい運転の心構え
このように、視界が開けなくなるのが濃霧の運転の最大の問題点ですから、必ず減速してゆっくりと走ることが大前提となります。
そのうえで、前方の車両との距離を十分に確保することが大事です。
前方の車も視界が開けない状況にありますから、なにかあって急ブレーキをかける可能性もあります。
そんなときに玉突き事故を防ぐためにも、十分な車間距離を保つことが重要になってきます。
そして、路上の中央を走るよう心がけましょう。
センターラインに寄って走行していると、対向車線から来た車と接触・衝突するリスクが高くなります。
とくにカーブの際には、視界が開けないために対向車線の車がセンターラインをはみ出してくる可能性もあるので、注意が必要なのです。
一方で、外側よりに走っていると不意にカーブと遭遇したとき、ガードレールや柵に衝突してしまうリスクが出てきます。
あとはライトをうまく使用することも重要で、ライトで霧が晴れるわけではありませんが、視界を広げる役には立ちます。
ただしそれは、あくまでロービームを使用することが前提です。
ハイビームを使ってしまうと、その光が霧に乱反射して逆に見えづらくなってしまうこともあるのです。
ハイビームで明るい光を発したらかえって前方が見えづらくなってしまった、といったことがないよう、ロービールで路上周辺の視界を広げる意識で使いましょう。
このライトに関しては、バイク用のフォグランプを使用する方法もあります。
秋にツーリングをする機会が多い方、濃霧が発生しやすい地域で運転する機会が多い方は、霧対策としてこのフォグランプを装着しておくのもよいかもしれません。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 25-09-2023
バイクの慣らし運転とは?
慣らし運転とはバイクを購入した際に行うもので、本格的に走行する前にバイクを慣らしておくために行うためにこの名称がつけられています。
ツーリングなど長距離・長時間の運転をする前にそのバイクがきちんと動くか、何も問題がないかをこの慣らし運転で確認しておくわけです。
このバイクの慣らし運転は、とくに新車を購入した際に重要だと言われています。
新車の場合、初期不良によるトラブルが発生する可能性があるため、まず慣らし運転を行ってそうした問題がないか、そのバイク本来の機能・性能がきちんと機能するかを確認しておく必要があるわけです。
事実、いきなり長距離のツーリングに使用して途中で致命的な初期不良が発生した、では大変なことになってしまいかねません。
また、中古で購入したバイクの場合でもきちんと整備がされているか、欠陥がないかを確認するために役立ちます。
長い間使用されずに放置されていた中古車の場合には、とくにちゃんと長時間動くのかを本格的に使用する前に確認しておくことが重要になってきます。
なお、バイクの慣らし運転に関しては「1000km」程度が一般的な目安とされています。
慣らし運転をするメリットとデメリットとは?
このように、慣らし運転をすることで初期不良・整備不良といった問題がないかを確認したうえで安全に本格的な走行ができるというメリットがまずひとつあります。
また、初期不良・整備不良とまではいかないものの、慣らし運転の間に確認しておきたいことがいくつかあります。
とくに注意したいのがネジの緩みです。
新車のバイクの場合はとくに走らせたばかりのころに振動などによってネジが緩んでしまう「初期緩み」の現象がよく起こります。
これを慣らし運転の間で確認し、しっかりと締めておくことで事故のリスクを大幅に軽減することができるのです。
それから、「タイヤの皮むき」と呼ばれる作業も慣らし運転で行えます。
新品のタイヤは、きれいなのは良いのですが表面がツルツルの状態で若干滑りやすくなっています。
慣らし運転の間でそのツルツルした部分を落とし、グリップ力を高めることができるのです。
ほかには、バイクのパーツ同士をなじませながらライダー自身もバイクに慣れる機会が得られるのも大きなメリットでしょう。
一方デメリットとしては、慣らし運転が済むまでは本格的な運転ができない点がやはり筆頭に挙げられるでしょう。
慣らし運転に必要な平均的な距離とされる1000kmとは、東京-大阪間を往復するのと同じくらいの距離です。
その間は、長距離のツーリングやスピードを思いっきり出して爽快感を味わうといった楽しみを我慢しなければなりません。
とはいえ、メリットのほうがはるかに大きいので、バイクを購入したら慣らし運転を行うのは大原則といってもよいでしょう。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 30-01-2023
大型車の影に入らないよう心がけよう
「サンキュー事故」とも呼ばれる右直事故を避けるためには、大型車の影に入らないことがとても大切です。
対向車線から右折してくる車のドライバーは、もちろん安全確認をしつつ交差点へ侵入してきます。
ただ、大型車に道を譲ってもらって右折する場合、その後ろがどうなっているかは角度的にほとんど見ることができません。
そのため、大型車の右側ないし左側をすり抜けてバイクが出てくると、どうしても反応が遅れてしまい、事故につながってしまうことが多いのです。
バイクの運転者視点で考えると、大型車の後方を走行していると、ほとんど前方の状況が確認できません。
そのため、突然大型車が減速すると、左折をするためなのか、前方が渋滞しているためか、あるいは右折車がいて道を譲っているためかといった判断を正確にすることは難しいのです。
その場面で、「渋滞で減速しているのだろう」と判断して追い越しをかけた結果、目の前が交差点で右折車と接触するというケースが後を絶ちません。
ですから、大切なのは視界を確保するため、可能であれば大型車とは異なる車線を走行することです。
1車線しかない場合には、十分な車間距離を保ち、大型車が減速したら不用意な追い越しをかけないということを徹底しましょう。
自分の存在を認識してもらえる方法を探そう
右折車のドライバーは、道を譲ってもらっているので早く曲がらなければという気持ちがあります。
また、対向車が譲ってくれているのだから後続からは当然誰も来ないだろうと思いやすいのです。
ですから、バイクのライダーは自分の存在を対向車に認識してもらえるよう、明るめのサイクルウェアやヘルメットを着用するなど、具体的な対策を取る必要があるでしょう。
夜間走行するときは特に、黒やグレーなど識別しにくい色の服装を避けるのが賢明です。
また、バイクのボディーにリフレクターを装着することで周囲からの視認性を高めることもできます。
すり抜けをしないことでリスクは大きく減らせる
右直事故のリスクを最大限に抑える効果的な方法は「すり抜けをしないこと」でしょう。
前方を走る自動車が交差点前で減速したら、「右折車がいるのだろう」と考えるように心がけます。
こうすることにより「青信号なのになぜ減速するのか」と腹を立てて車の脇をすり抜けていくという行動を避けることができ、結果としてサンキュー事故が起こるリスクを大きく減らすことに繋がります。
バイクは自動車と比較して小回りが利き、急加速も容易なので、簡単に追い越しをかけることができます。
とはいえ、すり抜けは非常にリスクの高いアクションであり、状況判断を誤ると容易に致命的な事故につながるということを忘れないようにしましょう。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 20-12-2022
状況によって制動距離が大きく変化する
二輪車であるバイクが持つ特性の1つは「制動距離が状況によって変化する」という点です。
バイクのブレーキシステムは基本的にハンドペダルとフットペダルを作動させることで作用します。
ブレーキパッドとタイヤの摩擦、およびドラムブレーキによる減速に加えて、タイヤと接地している地表面との摩擦によって減速するのです。
ということは、これらの要素が少しでも変化すれば、その影響で制動距離も大きく変化するということになります。
特に注意すべきなのは「路面の状態」です。
路面が乾燥しているときはタイヤがしっかりと設置しているのでブレーキがよく効きます。
一方、路面が濡れていたり凍結していたりすると、タイヤとの摩擦が弱くなるため、制動距離が非常に長くなってしまうのです。
また、ディスクそのものが湿っていると、やはりブレーキの効きが非常に悪くなるため、制動距離は伸びる傾向にあります。
雨の日に高速で走行していると、タイヤと接地面の間に水の膜ができる「ハイドロプレーニング現象」が起こりやすくなります。
この状態になってしまうと、どれほどブレーキペダルを強く握ってもブレーキはまったく作用しません。
ですから、路面の状態が良くないときには、いつも以上に安全運転を心掛ける必要があるのです。
車の死角に入りやすいという注意点あり
バイクは自動車と比較してボディーが小さいので、渋滞しているところでも隙間を縫ってすいすいと進むライダーが散見されます。
ただ、自動車の左横を通り抜ける際に、ドライバーの死角に入ってしまい、左折するタイミングで巻き込まれて事故に遭うというケースが非常に多いです。
ですから、バイクを運転する際には、自動車の死角になるべく入らないように注意する必要があります。
前方を走る自動車が左折のウィンカーを出したら、車体を左に寄せてくる可能性が高いので十分な車間距離を保つよう意識しましょう。
「減速したので左側からささっと抜いてしまおう」と考えて急加速しないように注意が必要です。
カーブ時の遠心力にも対応が必要
動いている物体にはカーブを通過する際に外側へ引く力、つまり遠心力が働きます。
速度が増せば増すほど遠心力も大きくなります。
バイクは二輪車なので、四輪である自動車よりも遠心力によってバランスを崩す可能性が高くなりますから、この特性を理解してそれに対応しながら運転することが大切です。
カーブに入る前に十分な減速をすることが大前提となります。
カーブでブレーキをかけてしまうと、タイヤのグリップが悪くなってバランスを崩し点灯するリスクが非常に高くなるので注意しましょう。
また、速度に合わせて車体をカーブの内側へ倒すことでよりバランスを取りやすくなります。
カーブの走行中は視線をカーブの先へ向けておきましょう。
そうすることでバイクの挙動がより安定するはずです。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 25-11-2022
冬眠明けにチェックすべきポイントを知ろう
長期間乗っていなかったバイクで特に起こりやすいのがエンジンのトラブルです。
ですから、冬眠明けのバイクに関しては、乗り出す前にいくつかのポイントを必ず確認するようにしましょう。
まずチェックすべきなのは「バッテリー」です。
冬眠前にケーブルを外してあれば、基本的に放電はしないのであまり弱くなることはありません。
一方、ケーブルを繋ぎっぱなしにしていたなら、必ずバッテリーの残量を確認しましょう。
バッテリーが弱くなっているなら、充電もしくは新しいバッテリーに交換する必要があります。
ただし、バッテリーの取り外しや交換用のモデルがわからないという時は、無理せずバイクショップのメカニックにお願いしましょう。
「ガソリンタンク」もエンジンをかける前に確認するポイントです。
ガソリンは古くなると徐々に劣化してしまい、タンク内を錆びさせてしまうため、半年以上使っていなかったものは交換するのが望ましいとされています。
ですから、冬眠の期間が長かったなら、古いガソリンを処分してしまいましょう。
また、ガソリンタンクのキャップを開けた時に酸性の刺激臭がする場合、ガソリンが変質している可能性があります。
この場合は、冬眠期間の長さにかかわりなく、古いガソリンは破棄するのが賢明です。
「タイヤ」も冬眠期間に劣化しやすいパーツの1つです。
タイヤの溝を見て、不自然な切れ目やふくらみがないか、必ず確認しておきましょう。
また、空気圧の確認も大切です。
タイヤは長期間同じ部分が接地していると、徐々に空気が抜けてしまいます。
スタンドを使わずにバイクを保管している場合、ほぼ確実に空気が抜けてしまっていることでしょう。
ですから、規定されている空気圧の数値まできちんと空気を充填しておきましょう。
「チェーンの状態」も走行前によく見ておきましょう。
冬眠前に錆止め剤を塗布していないと、ガレージ内に保管して置いたとしても汚れが付着してチェーンが徐々に錆び始めている可能性があります。
チェーンの表面が汚れてやや黒っぽくなっているなら、すぐに専用クリーナーで洗浄するようにしましょう。
また、チェーンを上から押したときに張りがなくやや緩んでいると感じる場合には、調整用ボルトでやや硬めに締めておくと安心です。
オイルの交換も必須
バイクのオイルはガソリンと同様、時間の経過とともに徐々に酸化、つまり劣化していきます。
また、エンジン内が結露して水分が溜まると、内部の金属が腐食してしまうリスクもあります。
ですから、冬眠前にオイル交換をしたとしても、冬眠明けにもう1度オイルを交換するのが望ましいでしょう。
「冬眠期間中はまずバイクに乗らない」という人は、冬眠前の交換で安いオイルを使い、冬眠明けにハイクオリティのオイルへ切り替えるというのも良いアイデアです。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 26-10-2022
長期間動かさないとバイクはボロボロになってしまう
寒さが厳しい冬の時期になると、バイクで出かけるのはなかなか大変です。
そのため、多くのバイカーは冬の間バイクを使わない、いわゆる「冬眠状態」にしておきます。
とはいえ、きちんとメンテナンスをしてから冬眠させないと、バイクのいろいろな箇所が劣化してしまうのです。
春先の暖かい日にいざバイクを動かそうと思ったら、ボロボロになっていてガッカリしたという人は少なくありません。
それで、「これからしばらくはバイクを使わないな」と思ったら、冬眠前のメンテナンスをしっかりとしておきましょう。
バイクを冬眠させる際に覚えておきたいポイント
冬眠前に必ずすべき作業は「外装の清掃」です。
泥汚れやオイル汚れなどが付着していると、そこからどんどんと劣化や腐食が進んでしまいます。
可能であれば高圧洗浄機を使って、外装全体をきれいに水洗いしておきましょう。
バイクのボディー用洗剤を使うことで細かい汚れまでしっかりと洗い流すことができます。
エンジン回りに付着している頑固な汚れも、洗剤とブラシを使って丁寧に落としておきます。
チェーンにも意外と汚れが付着しているものです。
それで、チェーンクリーナーを活用し、きれいに洗いあげておきましょう。
ただし、クリーナーの中にはプラスチックと反応して表面を溶かしてしまうものもあるので、塗布するときには注意が必要です。
すすぎと乾燥が終わったら、さび止め効果のあるチェーンオイルを塗りましょう。
これにより、長期間運転しなくてもチェーンが錆びて使えなくなるという事態を避けることができます。
フットブレーキと連携しているワイヤーやライダーのステップ部分など、各金属パーツにもこのチェーンオイルを塗っておくと良いでしょう。
車体のプラスチックパーツに関しては、水洗いをして十分に乾かした後で、撥水効果を持つシリコン入りスプレーでコーティングしておくと安心です。
ただし、このスプレーえを塗布すると表面がつるつるになるので、シート部分には使用しないのが賢明です。
バイクのバッテリーを外しておくのも重要なポイントです。
バッテリーを繋いだまま放置していると、放電が進んでどんどんバッテリーが弱くなってしまいます。
ただし、「冬の間も週に1、2回は乗る予定がある」という人は外しておく必要がありません。
バイクの保管場所をよく考えることも大切です。
湿度の多い場所に長期間放置しておくと、エンジンやガソリンタンク内が結露してしまうリスクがあります。
ですから、可能であれば風通しがよく湿度に低い場所でスタンドを設置して保管しましょう。
また、屋外に置いておく場合、強い日差しにさらされてボディーが劣化してしまう危険性があります。
ですから、遮光効果が高く通気性の良いカバーをかけておくことをおすすめします。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 29-09-2022
「ブタと燃料」とは基本点検の合言葉
バイクや自動車の免許を取るため教習所へ行くと、「ブタと燃料」という合言葉を何度も耳にします。
これは、バイクなどを運転する前にチェックすべき4つの項目をまとめた合言葉です。
「ブ」は「ブレーキ」のことで、バイクを少し前後へ動かしつつ、ブレーキのレバーを握ります。
この時、しっかりとレバーをグリップすることができ、ブレーキが作動していることを確認することがポイントです。
グリップの手ごたえがなかったり、タイヤがスライドしたりする場合は、すぐにメカニックへ相談しましょう。
前輪のブレーキパッドが見える位置にある場合は、十分にパッドの厚みがあるか見ておくことも大切です。
「タ」は「タイヤ」を指しています。
タイヤの空気圧が十分にあるかを確認しましょう。
誰もバイクに乗っていない状態で、タイヤが大きく凹んでいるなら、空気がかなり不足しているのでそのまま運転するのは大変危険です。
すぐに空気圧をチェックして、既定値まで充填しておきましょう。
また、タイヤの溝が十分にあるかというのも確認が必要なポイントです。
溝が浅くなって表面がほぼツルツルになっていると、カーブを曲がるときにグリップが効かず事故につながるリスクが高まります。
「と」は「灯火」、つまりライトなど各種電装部品のことを指します。
ヘッドライトやテールランプがきちんと点灯するかを確認しましょう。
特に、ヘッドライトはロービームとハイビームの両方が正しく点灯するかチェックする必要があります。
テールランプをチェックする際には、ブレーキをかけた時に点灯するブレーキランプも合わせて確認しましょう。
こうした電装部品がきちんと作動しないと、事故のリスクが高まるだけでなく、整備不良車両として罰金を課されるという点も銘記しておきましょう。
「燃料」はガソリンのことです。
出発前に残量が十分にあるか確認しておきましょう。
可能であれば、ガソリンタンクを開いて残量を目視してチェックすることをおすすめします。
移動距離にかかわりなく、残量がかなり少なくなっているのであれば、気づいた時点で給油しておくと安心です。
安全な走行の基礎は出発前のチェックをすること
バイクの走行中に何らかのトラブルが発生すると、故障個所の修理に多大の時間や費用が取られるだけでなく、重大な事故に遭ってしまう危険性も高まります。
タイミングが悪ければ、命を失う可能性もあるでしょう。
出発前に毎回基本点検を行うことで、こうした深刻なトラブルに見舞われるリスクを大きく軽減することが可能です。
「ブタと燃料」の4項目に関してはわずかな時間で簡単にチェックすることができますから、毎日の習慣にしておきましょう。
Posted by | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 28-07-2021
最良の保護を得るヘルメットを選択
バイクの運転を行うにあたって人為的危険はつきものです。
もしもの場合に頭部の保護を行うヘルメット選びは肝心であり、最良の保護を得ることを第一と考えるのが望ましいです。
適切なヘルメットを選択しないと、事故時に脱げてしまう可能性もないわけではありません。
そして最悪の場合は死に至る可能性もあります。
ヘルメットの正しい着用方法についても頭に入れておかないといけません。
自分の頭のサイズを測定する
バイクのヘルメット選びにおいて大きなポイントであるのは、自分の頭のサイズを測定することにあります。
眉からおよそ1インチ上のところを目安にし、巻尺を頭に水平に巻き付けて計るようにしましょう。
そして頭囲サイズに最も近いヘルメットを選ぶのが望ましいです。
ヘルメット選びにおいて重要となる試着においてはまず小さいサイズから試してみるのがよいでしょう。
そしてヘルメットを容易に動かせる場合は大きすぎると判断した方がよいでしょう。
ピッタリのサイズのヘルメットを選択することが、もしもの場合においても最良の保護を得ることになります。
ヘルメットが後方へ回転してはいけません
ヘルメットを選択するにあたっては、顎紐をできるだけきつく締めて、両手をヘルメットを後頭部に当てて前方に回転させるように力を入れていきましょう。
このときヘルメットが前方に回転してはいけないと認識しておきましょう。
そして手をヘルメットの前部よりも上に置いた場合、ヘルメットを上に押し上げるように力を入れていきましょう。
このときヘルメットが後方へ回転してはいけないと認識しておきましょう。
ヘルメットがどちらかの方向に脱げる場合は大きすぎる可能性が高く、さらに顎紐の締め方が十分ではない可能性もないわけではありません。
死亡や重度の脳損傷を負うリスクを軽減できる
ヘルメットを選ぶにあたってあまり何も考えずに選択する方も少なくありません。
しかし死亡や重度の脳損傷を負うリスクを軽減できるかどうかのポイントになります。
バイクを運転する以上、車に乗るよりもリスクは高くなります。
フィットしないヘルメットを選択することによって事故の際にヘルメットが脱げてしまう可能性も高くなってしまうものです。
基本となるヘルメットの選び方、そしてどういった条件を満たしているヘルメットを選択すべきかについて理解を深めておけば、適切な選択ができるでしょう。適切なフィッティングを決定するのは簡単そうで難しく、どういった対応をすればよいか分からなかったという方もいるはずです。
基本的な項目に関しての理解を深めることによって、しっかりもしもの場合に備えることができます。