右直事故を防ぐポイント

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Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 30-01-2023

大型車の影に入らないよう心がけよう

「サンキュー事故」とも呼ばれる右直事故を避けるためには、大型車の影に入らないことがとても大切です。
対向車線から右折してくる車のドライバーは、もちろん安全確認をしつつ交差点へ侵入してきます。
ただ、大型車に道を譲ってもらって右折する場合、その後ろがどうなっているかは角度的にほとんど見ることができません。
そのため、大型車の右側ないし左側をすり抜けてバイクが出てくると、どうしても反応が遅れてしまい、事故につながってしまうことが多いのです。

バイクの運転者視点で考えると、大型車の後方を走行していると、ほとんど前方の状況が確認できません。
そのため、突然大型車が減速すると、左折をするためなのか、前方が渋滞しているためか、あるいは右折車がいて道を譲っているためかといった判断を正確にすることは難しいのです。
その場面で、「渋滞で減速しているのだろう」と判断して追い越しをかけた結果、目の前が交差点で右折車と接触するというケースが後を絶ちません。

ですから、大切なのは視界を確保するため、可能であれば大型車とは異なる車線を走行することです。
1車線しかない場合には、十分な車間距離を保ち、大型車が減速したら不用意な追い越しをかけないということを徹底しましょう。

自分の存在を認識してもらえる方法を探そう

右折車のドライバーは、道を譲ってもらっているので早く曲がらなければという気持ちがあります。
また、対向車が譲ってくれているのだから後続からは当然誰も来ないだろうと思いやすいのです。

ですから、バイクのライダーは自分の存在を対向車に認識してもらえるよう、明るめのサイクルウェアやヘルメットを着用するなど、具体的な対策を取る必要があるでしょう。
夜間走行するときは特に、黒やグレーなど識別しにくい色の服装を避けるのが賢明です。
また、バイクのボディーにリフレクターを装着することで周囲からの視認性を高めることもできます。

すり抜けをしないことでリスクは大きく減らせる

右直事故のリスクを最大限に抑える効果的な方法は「すり抜けをしないこと」でしょう。
前方を走る自動車が交差点前で減速したら、「右折車がいるのだろう」と考えるように心がけます。
こうすることにより「青信号なのになぜ減速するのか」と腹を立てて車の脇をすり抜けていくという行動を避けることができ、結果としてサンキュー事故が起こるリスクを大きく減らすことに繋がります。

バイクは自動車と比較して小回りが利き、急加速も容易なので、簡単に追い越しをかけることができます。
とはいえ、すり抜けは非常にリスクの高いアクションであり、状況判断を誤ると容易に致命的な事故につながるということを忘れないようにしましょう。

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