あいおいニッセイ同和損保

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Posted by SLbik7uK | Posted in 保険会社 | Posted on 28-11-2016

合併を繰り返し、MS&ADホールディングス傘下に入っている保険会社

元々は、1913年(大正2年)に設立された千代田火災保険を始まりとしますが、現在、あいおいニッセイ同和損保は国内のMS&ADインシュアランス・グループホールディングス傘下の中核保険会社です。
MS&ADホールディングスは日本の保険持株会社で、その傘下には、「あいおいニッセイ同和損保」・「三井住友海上」・「三井ダイレクト」などの損害保険会社、「三井住友海上あいおい生命保険」などの生命保険会社があります。

その規模は大きく、「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」、「東京海上ホールディングス」と並び「MS&ADホールディングス」はいわゆる「三大メガ損保」と呼ばれ、三大メガ損保は国内の損害保険市場の保険料収入の9割以上を占めると言わるほど巨大です。
あいおいニッセイ同和損保のバイク保険は、「セーフティーツーリング」という愛称で、付けていてよかったという声の多い特約は、次の2つです。

対歩行者等傷害特約

これは、契約のバイクの事故により、歩行者や自転車運転中の人を死亡させたり、またはケガをさせて入院が必要となった場合、対人賠償保険では補償対象外となる相手方の過失部分を含む損害の額が補償されます。

具体例を上げると、自転車との衝突事故で、相手の損害額が500万円で当方の責任割合が80%の場合、当方の損害賠償責任額は法律上では400万円で、残りの100万円は、相手側の過失責任で当方の負担義務はなく、従って対人賠償保険金も支払われません。

しかし、現実には、相手側が歩行者や自転車であった場合は責任割合という考え方自体になかなか理解が得られず、解決まで時間がかかることが多くあります。
「歩行者や自転車」と「車やバイク」との事故であれば、車やバイクに全面的に責任があるという考えが根強いのです。

そこで、この特約を付けていると、相手側の責任割合に相当する額(先の具体例の場合は100万円)が保険で支払ってもらえます。
対人賠償保険を無制限で契約しておけば、この特約の価値はさらに高まることでしょう。

対物超過修理費用特約

契約のバイクの対物事故で、相手車両の実際の修理費が相手車両の時価額を上回った場合に、修理費が時価額を上回る額に過失責任割合を乗じた額が50万円を限度に支払われます。
対物賠償保険では、時価額が修理費限度額として、計算されますので支払われる保険金額では実際の修理費用を賄えない事態が生じます。

具体例を上げると、元通りにする修理費用が100万円、時価額が60万円、過失責任割合が50%の場合、対物賠償保険では60万円×50%=30万円の保険金支払いですが、この特約の追加で100万円-60万円×50%=20万円が支払われます。
特約を付けた結果として、実際の修理費用(100万円)×過失責任割合(50%)=保険支払額計(50万円)となるのです。

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