自動車事故と比較。バイク事故の高い致死率

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Posted by SLbik7uK | Posted in バイク豆知識 | Posted on 26-08-2018

重大事故につながりやすいバイクの事故

バイクは自動車と比べると、かなり気軽に走行できますし、燃費も良いというメリットがあります。
また、バイクならではの爽快感はバイク乗りにとっては他で味わえないものです。
しかし、自由をもたらすバイクのメリットは、一度事故に遭ってしまうと、自動車よりも大きなダメージを与えることが多いというデメリットに変わってしまいます。

実際に、自動車に比べてバイクの事故は、重大事故につながりやすいというデータがあります。
事故によって死傷した数のうち、死亡してしまった率は、自動車の場合は0.30であるのに対して、二輪の場合はなんと1.33にもなります。
つまり、自動車よりも4倍以上事故によって死亡する確率が高くなるということです。

大型バイクの方が致死率は高くなる傾向が強く見られる

バイクの中でも、特に大型バイクの方が致死率が高くなる傾向が見られます。
先ほどの死傷者のうちどのくらいの割合で死者が出ているかというデータで見ると、原付は0.6という割合です。
2輪の1.33と見ると、半分以下の数字ですので、小さいバイクほど致死率が低いということが分かります。

この原因は様々なものがありますが、やはり、大型バイクに乗るとスピードを出してしまうために、事故になると大きなダメージを受けやすくなるということがあります。
そのため、特に高速走行をする際、長距離のツーリングをする際には、安全をしっかりと意識して運転することが求められるのです。
また、自動車との接触事故も多いという傾向がありますので、常に自動車はバイクの存在を確認しづらいということや、バイク側と自動車側の視点は異なるということを意識して運転することが大事です。

経験を積んでも安全への意識を忘れない

バイクによる事故は、自動車と同じで初心者や若い人の割合が多いのですが、長年バイクに乗っている人でも死亡事故を起こすケースが絶えません。
そのため、どんなにバイクに乗っている年数が長いと言っても、決して安全に対する意識を忘れないようにしましょう。
特に、高速道路での走行や雨の日の走行などは、一瞬のミスや判断の差によって大きな事故につながることが多いので、緊張感を忘れないようにすることが大事です。

また、長距離のツーリングを実施する際には、疲労感によって普段のような俊敏な操作ができなくなったり、集中力が落ちてしまったりしますので、余裕のあるプランを立てて無理のない走行をすることをこころがけましょう。
プロテクターの完全装備などの、装備面での配慮も忘れないようにしましょう。
走行に出る前には、こうしたことを事前にきっちりと確認して、安全な運転を徹底できるようにすることで、よりバイクの楽しみを味わえます。

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