バイクに乗らないシーズンにはしっかり冬眠対策を

0

Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 26-10-2022

長期間動かさないとバイクはボロボロになってしまう

寒さが厳しい冬の時期になると、バイクで出かけるのはなかなか大変です。
そのため、多くのバイカーは冬の間バイクを使わない、いわゆる「冬眠状態」にしておきます。

とはいえ、きちんとメンテナンスをしてから冬眠させないと、バイクのいろいろな箇所が劣化してしまうのです。
春先の暖かい日にいざバイクを動かそうと思ったら、ボロボロになっていてガッカリしたという人は少なくありません。
それで、「これからしばらくはバイクを使わないな」と思ったら、冬眠前のメンテナンスをしっかりとしておきましょう。

バイクを冬眠させる際に覚えておきたいポイント

冬眠前に必ずすべき作業は「外装の清掃」です。
泥汚れやオイル汚れなどが付着していると、そこからどんどんと劣化や腐食が進んでしまいます。
可能であれば高圧洗浄機を使って、外装全体をきれいに水洗いしておきましょう。
バイクのボディー用洗剤を使うことで細かい汚れまでしっかりと洗い流すことができます。
エンジン回りに付着している頑固な汚れも、洗剤とブラシを使って丁寧に落としておきます。

チェーンにも意外と汚れが付着しているものです。
それで、チェーンクリーナーを活用し、きれいに洗いあげておきましょう。
ただし、クリーナーの中にはプラスチックと反応して表面を溶かしてしまうものもあるので、塗布するときには注意が必要です。

すすぎと乾燥が終わったら、さび止め効果のあるチェーンオイルを塗りましょう。
これにより、長期間運転しなくてもチェーンが錆びて使えなくなるという事態を避けることができます。
フットブレーキと連携しているワイヤーやライダーのステップ部分など、各金属パーツにもこのチェーンオイルを塗っておくと良いでしょう。

車体のプラスチックパーツに関しては、水洗いをして十分に乾かした後で、撥水効果を持つシリコン入りスプレーでコーティングしておくと安心です。
ただし、このスプレーえを塗布すると表面がつるつるになるので、シート部分には使用しないのが賢明です。

バイクのバッテリーを外しておくのも重要なポイントです。
バッテリーを繋いだまま放置していると、放電が進んでどんどんバッテリーが弱くなってしまいます。
ただし、「冬の間も週に1、2回は乗る予定がある」という人は外しておく必要がありません。

バイクの保管場所をよく考えることも大切です。
湿度の多い場所に長期間放置しておくと、エンジンやガソリンタンク内が結露してしまうリスクがあります。
ですから、可能であれば風通しがよく湿度に低い場所でスタンドを設置して保管しましょう。

また、屋外に置いておく場合、強い日差しにさらされてボディーが劣化してしまう危険性があります。
ですから、遮光効果が高く通気性の良いカバーをかけておくことをおすすめします。

Comments are closed.