バイクに乗る前は「ブタと燃料」を合言葉に

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Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 29-09-2022

「ブタと燃料」とは基本点検の合言葉

バイクや自動車の免許を取るため教習所へ行くと、「ブタと燃料」という合言葉を何度も耳にします。
これは、バイクなどを運転する前にチェックすべき4つの項目をまとめた合言葉です。

「ブ」は「ブレーキ」のことで、バイクを少し前後へ動かしつつ、ブレーキのレバーを握ります。
この時、しっかりとレバーをグリップすることができ、ブレーキが作動していることを確認することがポイントです。
グリップの手ごたえがなかったり、タイヤがスライドしたりする場合は、すぐにメカニックへ相談しましょう。
前輪のブレーキパッドが見える位置にある場合は、十分にパッドの厚みがあるか見ておくことも大切です。

「タ」は「タイヤ」を指しています。
タイヤの空気圧が十分にあるかを確認しましょう。
誰もバイクに乗っていない状態で、タイヤが大きく凹んでいるなら、空気がかなり不足しているのでそのまま運転するのは大変危険です。
すぐに空気圧をチェックして、既定値まで充填しておきましょう。

また、タイヤの溝が十分にあるかというのも確認が必要なポイントです。
溝が浅くなって表面がほぼツルツルになっていると、カーブを曲がるときにグリップが効かず事故につながるリスクが高まります。

「と」は「灯火」、つまりライトなど各種電装部品のことを指します。
ヘッドライトやテールランプがきちんと点灯するかを確認しましょう。
特に、ヘッドライトはロービームとハイビームの両方が正しく点灯するかチェックする必要があります。

テールランプをチェックする際には、ブレーキをかけた時に点灯するブレーキランプも合わせて確認しましょう。
こうした電装部品がきちんと作動しないと、事故のリスクが高まるだけでなく、整備不良車両として罰金を課されるという点も銘記しておきましょう。

「燃料」はガソリンのことです。
出発前に残量が十分にあるか確認しておきましょう。
可能であれば、ガソリンタンクを開いて残量を目視してチェックすることをおすすめします。
移動距離にかかわりなく、残量がかなり少なくなっているのであれば、気づいた時点で給油しておくと安心です。

安全な走行の基礎は出発前のチェックをすること

バイクの走行中に何らかのトラブルが発生すると、故障個所の修理に多大の時間や費用が取られるだけでなく、重大な事故に遭ってしまう危険性も高まります。
タイミングが悪ければ、命を失う可能性もあるでしょう。
出発前に毎回基本点検を行うことで、こうした深刻なトラブルに見舞われるリスクを大きく軽減することが可能です。
「ブタと燃料」の4項目に関してはわずかな時間で簡単にチェックすることができますから、毎日の習慣にしておきましょう。

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