二人乗りで事故を起こした場合

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Posted by SLbik7uK | Posted in 事故が起きた! | Posted on 18-02-2023

同乗者が負傷した場合には自賠責保険で補償を受けることが可能

自動車と同じようにバイクにも保険制度が用意されています。
2人乗りをしているバイクが事故に遭ってしまい、同乗者が負傷してしまった場合には、バイクの所有者が加入している自賠責保険を適用して補償を受けることが可能です。

ただし、自賠責保険の対人賠償では怪我もしくは死亡したのが「他人」という定義に該当するケースのみ適用可能となります。
そのため、バイクを運転していた人のけがに関しては一切補償が受けられません。
また、バイクのオーナーが後部座席に乗っていて事故に遭いけがをした場合、「他人」ではなく「運行供用者」という扱いとなるため、基本的に自賠責保険は適用されないということも念頭に置いておきましょう。

自賠責保険は補償額の上限が決められているというのも覚えておくべきポイントです。
怪我であれば最高120万円、障害を負った場合は最大4,000万円、死亡保障は3,000万円までと規定されています。
ただ、裁判で運転者が過失認定された場合の賠償請求額はこれらの金額を大幅に上回ることがあるため、注意が必要です。

加えて、バイクの免許を取得してから1年以上経過していないライダーの場合、2人乗りは法律で禁じられているという点を覚えておきましょう。
もし1年未満で2人乗りをして事故を起こしてしまった場合、自賠責保険は適用されず、あらゆる損害をライダー本人が自費で負担しなければなりません。
50cc未満のバイクで2人をした場合も同様です。

手厚い補償を受けたいなら任意保険にも加入しておくと良い

自賠責保険だけで様々な損害や損失への補償を受けるのは、基本的に不可能です。
事故でガードレールや標識を壊してしまったり、他の自動車やバイクを傷つけてしまったりした場合、過失があると認定されたならライダー本人が自費で支払いをしなければなりません。
ですから、対物保障や運転者に関する補償をしっかりと受けられるようにしたいのであれば、任意保険への加入は不可欠といえるでしょう。
また、補償の上限を無制限にしたい、あるいは事故でバイクが損傷してしまった場合の補償もつけたいという人は、車両保険が付帯した任意保険のプランを探してみることをおすすめします。

任意保険では、契約者それぞれのニーズに対応できるよう、さまざまな特約、つまりオプションが用意されています。
例えば、示談交渉の際に弁護士のサポートを受けられるという特約や、24時間のロードサービスを受けられるという特約などです。
特約を付けることで補償は手厚くなる一方、支払う保険料も上がっていきますから、本当に必要な補償内容だけをチョイスすることがポイントとなります。

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