Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 26-10-2022
長期間動かさないとバイクはボロボロになってしまう
寒さが厳しい冬の時期になると、バイクで出かけるのはなかなか大変です。
そのため、多くのバイカーは冬の間バイクを使わない、いわゆる「冬眠状態」にしておきます。
とはいえ、きちんとメンテナンスをしてから冬眠させないと、バイクのいろいろな箇所が劣化してしまうのです。
春先の暖かい日にいざバイクを動かそうと思ったら、ボロボロになっていてガッカリしたという人は少なくありません。
それで、「これからしばらくはバイクを使わないな」と思ったら、冬眠前のメンテナンスをしっかりとしておきましょう。
バイクを冬眠させる際に覚えておきたいポイント
冬眠前に必ずすべき作業は「外装の清掃」です。
泥汚れやオイル汚れなどが付着していると、そこからどんどんと劣化や腐食が進んでしまいます。
可能であれば高圧洗浄機を使って、外装全体をきれいに水洗いしておきましょう。
バイクのボディー用洗剤を使うことで細かい汚れまでしっかりと洗い流すことができます。
エンジン回りに付着している頑固な汚れも、洗剤とブラシを使って丁寧に落としておきます。
チェーンにも意外と汚れが付着しているものです。
それで、チェーンクリーナーを活用し、きれいに洗いあげておきましょう。
ただし、クリーナーの中にはプラスチックと反応して表面を溶かしてしまうものもあるので、塗布するときには注意が必要です。
すすぎと乾燥が終わったら、さび止め効果のあるチェーンオイルを塗りましょう。
これにより、長期間運転しなくてもチェーンが錆びて使えなくなるという事態を避けることができます。
フットブレーキと連携しているワイヤーやライダーのステップ部分など、各金属パーツにもこのチェーンオイルを塗っておくと良いでしょう。
車体のプラスチックパーツに関しては、水洗いをして十分に乾かした後で、撥水効果を持つシリコン入りスプレーでコーティングしておくと安心です。
ただし、このスプレーえを塗布すると表面がつるつるになるので、シート部分には使用しないのが賢明です。
バイクのバッテリーを外しておくのも重要なポイントです。
バッテリーを繋いだまま放置していると、放電が進んでどんどんバッテリーが弱くなってしまいます。
ただし、「冬の間も週に1、2回は乗る予定がある」という人は外しておく必要がありません。
バイクの保管場所をよく考えることも大切です。
湿度の多い場所に長期間放置しておくと、エンジンやガソリンタンク内が結露してしまうリスクがあります。
ですから、可能であれば風通しがよく湿度に低い場所でスタンドを設置して保管しましょう。
また、屋外に置いておく場合、強い日差しにさらされてボディーが劣化してしまう危険性があります。
ですから、遮光効果が高く通気性の良いカバーをかけておくことをおすすめします。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 29-09-2022
「ブタと燃料」とは基本点検の合言葉
バイクや自動車の免許を取るため教習所へ行くと、「ブタと燃料」という合言葉を何度も耳にします。
これは、バイクなどを運転する前にチェックすべき4つの項目をまとめた合言葉です。
「ブ」は「ブレーキ」のことで、バイクを少し前後へ動かしつつ、ブレーキのレバーを握ります。
この時、しっかりとレバーをグリップすることができ、ブレーキが作動していることを確認することがポイントです。
グリップの手ごたえがなかったり、タイヤがスライドしたりする場合は、すぐにメカニックへ相談しましょう。
前輪のブレーキパッドが見える位置にある場合は、十分にパッドの厚みがあるか見ておくことも大切です。
「タ」は「タイヤ」を指しています。
タイヤの空気圧が十分にあるかを確認しましょう。
誰もバイクに乗っていない状態で、タイヤが大きく凹んでいるなら、空気がかなり不足しているのでそのまま運転するのは大変危険です。
すぐに空気圧をチェックして、既定値まで充填しておきましょう。
また、タイヤの溝が十分にあるかというのも確認が必要なポイントです。
溝が浅くなって表面がほぼツルツルになっていると、カーブを曲がるときにグリップが効かず事故につながるリスクが高まります。
「と」は「灯火」、つまりライトなど各種電装部品のことを指します。
ヘッドライトやテールランプがきちんと点灯するかを確認しましょう。
特に、ヘッドライトはロービームとハイビームの両方が正しく点灯するかチェックする必要があります。
テールランプをチェックする際には、ブレーキをかけた時に点灯するブレーキランプも合わせて確認しましょう。
こうした電装部品がきちんと作動しないと、事故のリスクが高まるだけでなく、整備不良車両として罰金を課されるという点も銘記しておきましょう。
「燃料」はガソリンのことです。
出発前に残量が十分にあるか確認しておきましょう。
可能であれば、ガソリンタンクを開いて残量を目視してチェックすることをおすすめします。
移動距離にかかわりなく、残量がかなり少なくなっているのであれば、気づいた時点で給油しておくと安心です。
安全な走行の基礎は出発前のチェックをすること
バイクの走行中に何らかのトラブルが発生すると、故障個所の修理に多大の時間や費用が取られるだけでなく、重大な事故に遭ってしまう危険性も高まります。
タイミングが悪ければ、命を失う可能性もあるでしょう。
出発前に毎回基本点検を行うことで、こうした深刻なトラブルに見舞われるリスクを大きく軽減することが可能です。
「ブタと燃料」の4項目に関してはわずかな時間で簡単にチェックすることができますから、毎日の習慣にしておきましょう。
Posted by | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 28-07-2021
最良の保護を得るヘルメットを選択
バイクの運転を行うにあたって人為的危険はつきものです。
もしもの場合に頭部の保護を行うヘルメット選びは肝心であり、最良の保護を得ることを第一と考えるのが望ましいです。
適切なヘルメットを選択しないと、事故時に脱げてしまう可能性もないわけではありません。
そして最悪の場合は死に至る可能性もあります。
ヘルメットの正しい着用方法についても頭に入れておかないといけません。
自分の頭のサイズを測定する
バイクのヘルメット選びにおいて大きなポイントであるのは、自分の頭のサイズを測定することにあります。
眉からおよそ1インチ上のところを目安にし、巻尺を頭に水平に巻き付けて計るようにしましょう。
そして頭囲サイズに最も近いヘルメットを選ぶのが望ましいです。
ヘルメット選びにおいて重要となる試着においてはまず小さいサイズから試してみるのがよいでしょう。
そしてヘルメットを容易に動かせる場合は大きすぎると判断した方がよいでしょう。
ピッタリのサイズのヘルメットを選択することが、もしもの場合においても最良の保護を得ることになります。
ヘルメットが後方へ回転してはいけません
ヘルメットを選択するにあたっては、顎紐をできるだけきつく締めて、両手をヘルメットを後頭部に当てて前方に回転させるように力を入れていきましょう。
このときヘルメットが前方に回転してはいけないと認識しておきましょう。
そして手をヘルメットの前部よりも上に置いた場合、ヘルメットを上に押し上げるように力を入れていきましょう。
このときヘルメットが後方へ回転してはいけないと認識しておきましょう。
ヘルメットがどちらかの方向に脱げる場合は大きすぎる可能性が高く、さらに顎紐の締め方が十分ではない可能性もないわけではありません。
死亡や重度の脳損傷を負うリスクを軽減できる
ヘルメットを選ぶにあたってあまり何も考えずに選択する方も少なくありません。
しかし死亡や重度の脳損傷を負うリスクを軽減できるかどうかのポイントになります。
バイクを運転する以上、車に乗るよりもリスクは高くなります。
フィットしないヘルメットを選択することによって事故の際にヘルメットが脱げてしまう可能性も高くなってしまうものです。
基本となるヘルメットの選び方、そしてどういった条件を満たしているヘルメットを選択すべきかについて理解を深めておけば、適切な選択ができるでしょう。適切なフィッティングを決定するのは簡単そうで難しく、どういった対応をすればよいか分からなかったという方もいるはずです。
基本的な項目に関しての理解を深めることによって、しっかりもしもの場合に備えることができます。
Posted by | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 27-06-2021
自転車とバイクは同じ扱いではない
駅前や商店街などの歩道に自転車が停められている光景は決して珍しくはありません。
となるとバイクも停めても問題ないのかと考える方も多いものの、自転車とバイクは同じ扱いではないです。
どういった法律上の違いがあるのかを理解したうえで対応していかないといけません。
知らず知らずのうちに法律違反をしていたという方もいるかもしれません。
切符を切られることがなかったとしても周囲の方へ迷惑をかけることになるため、自転車とバイクではどういった扱いの違いがあるのかを明確に把握すべきです。
ほかの交通の妨害にならないようにする
原付のバイクの場合は自転車と同じ扱いを受けることになり、駐輪が認められています。
一方でそれ以上のバイクは駐車枠に停めないといけません。
駐輪場管理者の決まりに従う必要があり、駐車場法で区分けしているところもないわけではありません。
原付バイク以上のバイクは歩道のある道路、歩道がなく路面帯もない道路、歩行者用路側帯などに停めないといけません。
基本的なルールはほかの交通の妨害にならないようにすることです。
駐車違反に対しての点数と反則金について
バイクの駐車違反をした場合においては、点数が1~3点、反則金が6000~10,000円となります。
駐車禁止場所か、駐停車禁止場所であるかによって異なるものです。
歩道に自転車が並んでいるとバイクを停めても問題ないと考える方もいるものの、大きな間違いとなります。
自転車であっても歩道に駐輪するのは違反であって、歩行者の安全に十分に配慮するのが望ましいです。路肩に停めるときには路側帯の有無や路側帯の幅を確認しないといけません。
そして状況に適した位置に停めないといけません。
バイクを停める場所を事前に確認
原付バイクの場合はそれほど停める場所であることについては困ることはないものの、それ以上のバイクに関しては駐車枠に停めないといけません。
自動二輪となり自動車の区分に入るため、駐車方法は自動車に準ずるものとなります。
バイクを停める場所を事前に確認しておけば、いざというときに困ることはありません。
駐車をして問題ない場所もあればそうでない場所もあります。
原付バイク以上のバイクは特に制限がされるからこそ、事前にどういった対応をしていかないといけないのかを把握しておきましょう。
悪気がなくとも知らず知らずのうちに駐車違反となる場所にバイクを停めてしまっているかもしれません。
点数が減点されて反則金も支払わないといけないからこそ、未然に防ぐことを考えるべきです。
それぞれの種類によってどういった対応をしていかないといけないのかを知ることが肝心です。
Posted by | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 26-05-2021
バイクはセンターライン沿いを走るべきではない
公道をバイクで走る場合、走行ラインをどの位置に取るかは悩みの種となるでしょう。
ライダーの中には左側ではなく、センターライン沿いを走るのも見受けられるものの、大きなリスクがあることを頭に入れておかないといけません。
結論として、バイクはセンターライン沿いを走るべきではありません。
なぜバイクはセンターライン沿いを走るべきではないかについて紐解いていきましょう。
対向車との接触の可能性を考える
公道をバイクで走る場合にセンターライン沿いを走るべきではない理由は、対向車との接触の可能性が高まるためです。
センターライン沿いを走ることは交通違反と認定されるわけではないものの、後続車や対向車との衝突の可能性が高まるものです。
バイク乗りはすり抜けを行うことが多くなるものの、これはセンターライン沿いを走るためです。
しかしリスクが高まるため、走行位置に十分注意したうえで選択しないといけません。
バイクは左側を走るのが常識
車に乗っている方はバイクは左側を走るのが常識という認識があります。
そのため、センターライン沿いを走るバイクに対しての意識が薄くなります。
さらに車からの幅寄せなどの嫌がらせ行為に転じる可能性もないわけではありません。
多くのライダーはセンターライン沿いを走ることなく、左側を走るのが常識となっています。
この常識の認識によって右折待ちのために右折レーンにいる以外でセンターライン沿いを走ることによって、事故に遭うリスクが高まることを覚えておいた方がよいでしょう。
右側寄りに走行位置を取ることにより、すり抜けが多くなる傾向にあるものの、今一度キープレフトを意識した走行を行うことを頭に入れておかないといけません。
自分だけは大丈夫という気持ちを持つことはバイクの運転にプラスになることはありません。
過失割合を大きく取られる可能性について
もしもセンターラインをはみ出して事故を起こした場合、センターラインをオーバーした側に100%過失があります。
加害者のみならず、被害者であってもセンターライン沿いを走行していたとなると、過失が認定されることが多くなります。
あくまでもケースバイケースではあるものの、加害者側に100%の過失割合がかかることはまずないです。
センターライン寄りを走行しているバイクと接触した場合にダメージが大きくなるのはライダーであるのはいうまでもありません。
そして被害者であっても過失割合を大きく取られる可能性があります。
総合的に考えてライダーがセンターライン沿いを走るのは大きなマイナスであるのはいうまでもなく、もしもの場合を想定してしっかり左側を走ることを念頭においた方がよいでしょう。
Posted by | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 25-04-2021
バイク初心者が起こしやすいトラブル
握りゴケはバイク初心者が起こしやすいトラブルのひとつで、バイクの操作ミスによって思わぬ挙動を起こすものです。
道路を走行しているときにはできるだけアクシデントがないようにするのが基本で、握りゴケを防止する方法も覚えておいて損はありません。
完全に停止できているのなら体勢を立て直すことはできるものの、立ちゴケの場合はそのまま衝突してしまうこともないわけではありません。
握りゴケは初心者でも上級者でも起こり得ることで、簡単に考えるべきではないです。
なぜ握りゴケが起こるのか
咄嗟のブレーキングが必要なシーンは握りゴケが起こりやすいことをまず覚えておきましょう。
急ブレーキが要求される場面において、バランスを保つために反射的にパニックブレーキをかけてしまう方も少なくありません。
車が飛び出してくることが想定される、あるいは人や動物が飛び出してくることが想定されるのであれば、急ブレーキをかけないように事前に減速をしておくべきです。
パニックブレーキを防ぐためのポイント
パニックブレーキを防ぐには日々のバイク走行においての繰り返しを感覚として覚えていくことです。
どれぐらいの力加減でブレーキをかけるべきかを感覚として覚えることによって、急ブレーキをすることは少なくなります。
力加減を微調整しながらブレーキをかける練習をするしかありません。
そして本人にとって絶妙な力加減を覚えていくことによって、握りゴケを防止することができます。
交差点やコーナーといった危険が予想されるシーンにおいては減速をしておき、そして適切な力加減での対応をしていくのが何より重要です。
すぐに完璧に対応するのは難しくとも、意識的に練習をしていくことによって感覚として覚えることができるでしょう。
握りゴケ対策を事前に実践しておく
バイク初心者でも上級者でも握りゴケにトラブルの可能性はあるものです。
しかしちゃんと握りゴケを引き起こすにあたっての原因を理解しておくことで、リスクを軽減できます。
多くの場面においては反射神経に添っての対応ができるものの、場合によって無理なこともあります。
日々の生活を送るにあたって握りゴケ対策を実践しておくのが肝心です。
人間である以上、どんなにバイク走行に自信があったとしても想定外のことが起こる可能性もないわけではありません。
車やバイクに衝突されそうになる可能性もあるからこそ、事前にどういったテクニックがあるのかを知ることには大きな意味があります。
そして当たり前のように実践できるようになれば、握りゴケによるトラブルは確実に少なくなっていくでしょう。
当たり前のことを当たり前に行っていくことがライダーとしてのマナーを守ることにもなります。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 28-08-2020
被害者なのに修理代を請求されることはある?
バイクに乗っているときに青信号を制限速度で走っていたら、赤信号を無視して突っ込んできた乗用車に衝突をされ交通事故が発生。
命に別状は無かったため示談で解決することとなり、ケガの治療費を払ってもらうことになったのですが、何故か相手側の自動車保険会社から車の修理代とバイクの修理代の一部を負担するように言われたという場合。
どうして否が無い自分が修理代を負担しないといけないのかと思うかもしれませんが、実はこういうケース少なくありません。
示談となった場合は特に事実が曖昧となっている部分が多く、本来であればこちらが払わないでも良い部分まで請求されることもあります。
ただし、車同士の事故であれば一方が100%悪いとなりにくいのも事実ですので、まずは警察署に問い合わせをして事故の状況を詳しく知ることから始めましょう。
保険会社によっても事故の取り扱われ方は変わりますので、相手側の保険会社に負けない為にもきちんと状況を把握するところから始めます。
人身事故と物損事故
まず事故が人身事故なのか物損事故なのかによっても取り扱われ方が変わります。
人身事故は人がケガをしているような事故、物損事故は車や物だけが壊れているような事故のことです。
今回の件がもし物損事故として取り扱われている場合、保険会社はその旨を聞いて請求をかけてきている可能性があります。
この場合後から人身事故として変更してもらう事も可能です。
被害者からしたら人身事故扱いにしてもらった方が自分が有利になりますので、まずは人身事故なのか物損事故なのか確認するところから始めましょう。
出来れば示談書を作成する際に「後遺症が出た場合は改めて協議する」というような一文を付け加えておくと、今後体に何かあったときにも安心です。
示談書に今後一切請求しないと言った旨の文章があったとしても後遺症が出た場合は再交渉可能なため、プロに相談すると良いでしょう。
責任の割合は?
責任の割合は当事者の当日の行動によって決められます。
例えば今回のケースで言えば、青信号であっても注意して走行しないといけないという義務規定が課せられていますので、青信号で渡ったからと言って責任がゼロになることはありません。
どれくらい注意を払っていたのか、事故が起きたときの状況によっても責任割合が変わってきますので、早い段階で保険会社などにプロに相談した方が賢明です。
基本的には一方に全く責任がない交通事故というのはありません。
相手側が車やバイクであれば特に、何らかの形で責任割合が来るでしょう。
その割合が納得出来ない場合は徹底的に争う必要がありますが、0にはならないと思うのでその点は覚悟しておくことが大切です。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 27-07-2020
未成年者が加害者の場合責任はどうなる?
車の運転は18歳から、バイクの免許は16歳から取得することが可能ですが、法律上20歳を超えていない人間は未成年として取り扱われています。
例えば未成年が交通事故の加害者となってしまった場合、責任はどうなるのでしょうか。
結論から言うと基本的には未成年保護法によって未成年者は守られています。
状況からもし未成年者に責任能力がないと判断された場合、事故などを起こしても本人に責任がいかない可能性があるでしょう。
とはいえ事故を起こした罪が消えるという事ではありません。
未成年者が事故を起こした場合は、主にこのような責任を取る方法があります。
親に賠償請求を行う
未成年者には通常保護者がいますので、保護者に事故の賠償請求を行うことがほとんどです。
未成年者なら必ずしも責任がないと言うわけではありませんが、お子さんに責任能力が無いと認められた場合は親御さんに賠償請求を行う方法が一般的になります。
対人対物に関係無く親御さんが全責任を負うこととなるため、損害賠償の支払やその他の対応なども一手に担う必要があるでしょう。
ただし、バイクや自動車免許を取得している年齢に達している場合は、親が監督義務者としての責任を負うことはありません。
結果として親が払わざるを得ないかもしれませんが、親御さんは放棄をすることも出来るのです。
家を出て行った子供が全く親が知らない所で勝手に事故を起こしていたものまで責任を負わないといけないとなると話は別ですので、意義をもし立てられるでしょう。
ただし、未成年者が交通事故を起こした原因が保護者にあると認められた場合はこの限りではありません。
子供が体調を崩しているのを分かっている上でバイクに無理矢理乗せてバイク走行させたなどあからさまな責任が生じる場合は、ダイレクトに保護者に通達がいきます。
子供が起こしたから全く関係無いと完全に逃げる事は難しいですので、お子さんが事故を起こしたら腹をくくっておくことが大切です。
責任能力がないと認められる年齢は何歳?
責任能力がないと認められる年齢は大体11歳~12歳となりますので、免許を取得した以上立派な大人として扱われるということを頭に入れておきましょう。
免許を取得するような年齢では基本的に子供に責任が生じるため、お子さんがバイクを運転する際にはきちんと注意させておくことが大切です。
例えばお子さんがバイクで暴走行為に勤しんでいる場合、親御さんには止める義務があります。
例え大げんかになったとしても本人の将来のことを考えたら体を張ってでも止めないといけません。
未成年の子供を守れるのは親だけですのでしっかりと子供を見守るようにしましょう。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 26-06-2020
盗難車の責任の所在
自分のバイクが盗まれてしまってそのバイクで事故を起こされたという場合、責任の所在はどこにかかってくるのでしょうか?
盗難車を運転していた犯人が事故を起こした結果、死亡事故が起きるようなケースもあります。
その場合の責任の所在は、基本的には盗難車を盗んだ犯人に責任がありますが、場合によってはバイクを盗まれた被害者にも責任が出てくる可能性があるでしょう。
例えばバイクの鍵が指しっぱなしになったまま長時間放置してしまい誰でも盗めるような状態だったなど、バイクの所持者に明らかに否がある場合は、事故の責任を問われることもあります。
またきちんと管理していたとしても、更に盗難被害に合っていたにもかかわらず盗難届を警察に提出していなかった場合なども同様です。
いわゆる管理責任がきちんと果たされているかどうかが、事故における責任の所在を追求する上で確認されるポイントでしょう。
盗難被害に合った際には直ぐに警察に連絡をしましょう。
忙しいからと言って後回しにすると管理責任を問われる可能性があります。
保険はどうなるのか
例えば盗んだ犯人が事故を起こしてバイクが全壊してしまったという場合ですが、こちらは車両保険に加入をしていれば事故などによって全損してしまった場合と同じ保障を受けられます。
運転していたのが自分では無かったとしてもこちらの保険は適用となりますので安心して下さい。
ただし、きちんと管理責任が果たされていなかった場合は車両保険の保障が受けられないこともあるため、バイクの管理は徹底しておく必要があるでしょう。
また管理責任がきちんと果たされている場合はそもそも損害賠償責任が発生しませんので、対人保険や対物保険は使えません。
その責任はバイクを盗んだ犯人にありますので自分の保険を使う必要がないでしょう。
逆に管理責任を問われてしまった場合で対人対物事故を起こした場合は、保険の対象となることもありますので、万が一責任を問われた場合は保険を使えます。
盗難防止アイテムを使おう
このように自分のバイクを盗まれたことで万が一事故が起きた場合、責任の所在によっては自分にも火の粉が降りかかる可能性があります。
日頃から盗まれないように鍵をきちんと抜いてロックすることはもちろん、盗難防止アイテムを積極的に使って盗難しにくい環境を作ることが大切です。
またこうした事があった場合に保険の重要性も身に染みて実感します。
特に車両保険に関しては一大事で、もし入って居ない状態で犯人がバイクを壊してしまったら、車両保険が大いに役に立ってくれるでしょう。
保険に入っていないだけで泣き寝入りをしないといけなくなることもあるため、備えあれば憂い無しの保険には入っておいた方が安心です。
Posted by SLbik7uK | Posted in 安全運転アドバイス | Posted on 25-05-2020
規制緩和の背景
バイクには小型自動二輪免許や中型免許、大型免許のようにいくつか種類があります。
それぞれの免許を持っていることで、所持している免許に合わせたバイクに乗れるようになるのですが、この度普通免許を持っていれば125ccの免許が乗れるようになるかもしれないと話題です。
規制緩和の背景としては若者のバイク離れが顕著になっている所にあります。
数十年前にバイクブームが訪れてから現在に至るまで、バイクの新規購入者年齢は年々上がっており、現在では平均年齢53歳になっているのです。
これによりバイクメーカーをはじめアクセサリーショップや保険会社などのバイク市場が危機に瀕しており、バイク業界団体が積極的に取り組みを行ってきた活動の1つが、バイク免許緩和になります。
バイクに乗っている若者の多くが街乗りにもぴったりの125cc前後のバイクが多いのですが、こちらの場合は現状小型自動二輪免許が必要です。
改めて免許を取りに行くのが面倒臭いと結局原付に乗っているという普通免許ユーザーが多いことから、こちらの規制緩和の働きかけに繋がったとされています。
バイクの年間新車販売台数の7割を締めているのが原付バイクということを考えると、こちらの規制緩和によってよりユーザーが増えればバイク市場がまた活性化することが考えられるでしょう。
125ccタイプのバイクは原付と同じでお手頃価格で手に入れられるのも魅力です。
400ccのバイクなどはどうしてもその性能もあるため価格帯もお高めなのが新規ユーザーが手を出しにくい理由となります。
免許の姿勢緩和がされればよりリーズナブルに気軽にバイクを乗り回せるようになりますので、車の免許を取ることで合わせてバイクに乗る方も増えてくる可能性が高くなるでしょう。
規制緩和で起こりうる問題点
規制緩和をすることで気軽にバイクに乗れるようになる他、50ccの原付バイクに比べてスピードが出せる分、逆に安全になるのでは無いかと言われています。
ただしその分危険性もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
規制緩和をされた場合、あくまで普通免許の付帯免許となるため原付のような扱いとなります。
にも関わらず125ものパワーがあるバイクを研修無しで乗れるようのいなると逆に事故が多発する可能性もあるでしょう。
全くバイクに乗ったことが無い人が乗るにはいささかパワーがありますので、運転をする前には出来れば練習をしてから乗るのがおすすめです。
規制緩和されても自分に厳しく
規制緩和をされたからといってもすぐに乗れるようになるわけではありません。
実際に運転をしてみて慣れてくるまでは大変ですので、自分がどの程度運転できるのか厳しく判断する必要があることを頭に入れておきましょう。